RM_horseの競馬コラム

RM_horse別館コラム

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RIZIN26(大晦日)予想

 

予想はMMAのみです。

一部の試合の予想が出来ないこともあります。

 

 

ミノワマン vs. スダリオ剛

ミノワマン選手を最後に見たのは昨年のパンクラスでの石川英司戦。

身体が出来ている感じはなく、動きに鋭さもなかったので、

あんまり練習していないんだろうなという印象だった。

10年前はこういうカードを盛り上げたミノワマン選手ではあるが

今はもう盛り上げるだけの力はなさそう。

体重差で普通にスダリオ選手に潰されてTKO負けと予想。

 

 

中原太陽 vs. 倉本一真

中原選手は最近あまり聞かないと思っていたら、3年ぶりの試合とのこと。

バリバリ試合をしている倉本選手は厳しいのではないか?

倉本選手も岡田選手にはKO負けを喫した後の初戦でここは負けられない。

倉本選手のグラウンドでのパウンドでTKO勝ちと予想。

 

 

浅倉カンナ vs. あい

実力差が大きい。浅倉選手の一本勝ちと予想。

 

 

佐々木憂流迦 vs. 瀧澤謙太

佐々木選手は極めの強さが武器の典型的なグラップラー

しかし、ストライカーが苦手ではなく、

RIZINマネル・ケイプ選手に勝利している。

ストライカーに負けたのは朝倉海選手くらい。

むしろ自分を上回るフィジカルを持つグラップラーに一本負けすることが多い。

ストライカーの瀧澤選手から見て、決して相性がいい相手ではない。

 

佐々木選手は81kgから減量してくるとのこと。

試合時はベストコンディションにはならないだろう。

減量の疲れも残るし、減量期間が長いために

試合前の練習も足りていない可能性も高い。

 

瀧澤選手はやはり過去2戦と同様に3Rが勝負になるだろう。

佐々木選手は無茶な減量をしているのでフルラウンド戦うスタミナはない。

なので1Rから早期決着を目指してガンガン仕掛けてくることが予想される。

スタミナはなくてもリカバリーでかなり体重は戻っているので

ガス欠前に捕まえてしまえば一本が取れると考えているはず。

瀧澤選手は「今回は本能で戦う」とは話しているが、

1Rでは捕まらないように気をつけるのが得策。

必ずスタミナは切れてくる。

 

捕まってしまうと1R佐々木選手の一本勝ち。

捕まらなければ瀧澤選手の判定勝ちと予想。

 

また、他の試合で間隔が短いために、本来の階級より重い

キャッチウエイトの試合が目立つが、

間隔1ヶ月ちょっとでもきちんと61kg契約で試合をする

瀧澤選手はプロ中のプロだと記しておく。

(他のキャッチウエイトの選手がだらしないだけで

 当たり前であるかもしれないが)

 

 

所英男 vs. 太田忍

太田選手はデビュー戦なので基本的には予想が出来ない。

ただ、デビュー戦としては厄介な相手だと思う。

久々のMMAの試合となる所選手はちょうどよく見えるが

技術レベルが非常に高いので、太田選手がテイクダウンで上を取っても

下からの攻めも多彩なため、あっさり一本を取られかねない。

太田選手がどれくらいできるかは蓋を開けてみないとわからないので

勝敗予想は無し。

 

 

萩原京平 vs. 平本蓮

平本選手がMMAデビュー戦なので予想は出来ない。

勝敗予想は無し。

ここでは試合内容から離れたことについて書かせてもらう。

 

平本選手はTwitterで萩原選手だけでなく、

朝倉未来選手にも舌戦を繰り広げている。

個人的にはトラッシュトークは好きではないけれど、

(そんなことしているから格闘技のパブリックイメージが

 上がらないんだろうといつも思っている)

好きな人もいるんだろうし、

それで盛り上がれる人もいるならいいのだと思う。

 

しかし、トラッシュトークは勝ちたい感情がむき出しになっているのが

試合の面白さを引き立たせるものだと認識しているが、

無差別に同時に何人にも喧嘩を売っていたら、

何を考えているのかわからなくなるし、

こういうのは自己プロデュースの1つなのだろうが

その自己プロデュース感が見え見えになるとしらけてしまう。

今の平本選手はそんな感じに見える。

 

さらに、トラッシュトークは等身大の相手にだけするべきだと思う。

対戦相手の萩原選手との舌戦はいいとして、

朝倉選手に今の時点で噛み付くのは違和感しかない。

平本選手はキックの実績はあっても、MMAはこれがデビュー戦。

格で言えば今はパンクラスのネオブラ出場選手よりも下である。

さすがに朝倉選手に喧嘩を売るのは早すぎる。

 

また、あまりにも目の前の試合よりももっと未来を見ており、

こういう場合は格闘技ではその絵図通りにはいかないことが多い。

「この試合を勝って次は◯◯と試合がしたい」とか

「防衛出来たらタイトル返上して階級を上げる」とか言っていると

その安パイと思っている試合で負けるパターンをたくさん見てきた。

これはおそらくマネジメントをしているシュウ・ヒラタ氏の影響もある。

将来的にUFCに持っていきたいらしく、

「10戦して最低でも8勝2敗で2敗も実力者だけにしたい」

とヒラタ氏は話している。

 

萩原選手はそんなに簡単に勝てる相手ではない。

デビュー戦なのに随分と余裕ではなく油断が見えるなという印象。

あとはどれだけやれるか見てみる。

 

 

カイル・アグォン vs. クレベル・コイケ

なかなか予想が難しい試合。

クレベル選手が勝つことを望まれているのだと思われるが

アグォン選手は強いし、相手の良さを消すタイプの選手なので

あまり盛り上がらない可能性もある試合。

お互い消耗戦となって、判定ではクレベル選手が一本に向けたアプローチで

制するのではないかと予想。

 

 

元谷友貴 vs. 井上直樹

勝敗予想の前に井上直樹の卑怯な場外戦略を記す。

 

元谷選手と井上は8月に開催されたRIZIN22,23の2daysに出場している。

この時、井上は圧勝で特にダメージがあるようには見えなかったが

9月や11月のRIZINには出場せず、大晦日に備えている。

それ自体は全く問題ない。じっくり時間をかけなければいけない時期もある。

 

一方、元谷選手8月のRIZINは3R一本勝ちで、

その後11月のDEEPに出場してタイトルマッチを戦って勝利。

DEEPでの勝利直後、井上からTwitterで唐突に大晦日の元谷戦をアピール。

既定路線となりこの試合が実現となった。

元谷選手は11月からのショートスパンである。

 

井上は自分は準備期間がたくさん欲しいくせに

対戦相手は準備期間が少ないことを望んでいる、

どんだけ卑怯くさいのかという話。

出来るだけ相手のコンディションは悪い方がいいのだろう。

純粋に元谷選手と戦いたいなら「大晦日で」と書く必要がない。

「来年に戦いたい」なら何も思わなかった。

 

こんなMMAファイターはマイケル・ビスピン以来だと思う。

彼は自分のタイトル防衛戦を上位ランカーではなく

下位ランカーかつ、ベテランで引退寸前の

ダン・ヘンダーソンを指名して実現させたしょうもない王者である。

 

私はMMAファイターは基本的に皆尊敬しているので

◯◯選手と呼ばせていただいているが、

井上はマッチメイクで相手のコンディションを落とそうとする

卑怯な戦略を遂行し、全く尊敬出来ないため呼び捨てにさせてもらう。

 

とはいえ試合自体は接戦が予想される。

ただ、最近の元谷選手のグラウンド技術は更に磨きがかかっており、

ここで差が出るのではないか?

フィジカルも元谷選手が上回ると思う。

元谷選手の判定勝ちと予想。

 

 

浜崎朱加 vs. 山本美憂

浜崎選手とアトム級(47.6kg)で勝負できるのは

世界中でもハム・ソヒ選手しかいないと考えている。

RIZINスーパーアトム級は49.0kgだが、

 世界的にはほぼ設定されていない階級であり、 

 現実的にストロー級(52.2kg)の選手が49kgまで落とすのは厳しい。

 よってアトム級の選手が中心となっている。

 

山本選手はレスリングが強いため、同様にレスリングで勝負する

浅倉カンナ選手には勝てたが、浜崎選手は引き出しが非常に多い。

テイクダウンは得意でもグラウンドの攻防が得意なわけではないため

スイープされるか、そのまま下から極められてしまうのではないか。

浜崎選手の一本勝ちと予想。

 

 

朝倉未来 vs. 弥益ドミネーター聡志

ドミネーター選手は芦田選手に2度勝利、DJ.taiki選手にも勝利しており

実力者にもしっかりと勝っている強豪。

前回牛久選手にはダウンを奪いながらもレスリングで負けた感じ。

ただ、朝倉選手は前回のタイトルマッチを見た感じ、

テイクダウンに行く戦術はとらないようである。

そうするとスタンドパンチの応酬で、どちらが効かせられるかになりそうだが

手数のドミネーター選手と、1発の精度の朝倉選手と

前回のRIZINのタイトルマッチと同じような様相になりそう。

KOするとしたら朝倉選手、判定なら前回同様微妙なものになる。

 

 

朝倉海 vs. 堀口恭司

この試合のポイントは堀口選手がどれくらいの

パフォーマンスを出せるかである。

 

堀口選手の怪我は前十字靭帯の断裂。

単に復帰まで時間がかかるというだけでなく

その後のパフォーマンスが落ちることが多い怪我である。

師匠の山本KID選手も同じ怪我で

その後のパフォーマンスを大きく落としてしまっている。

 

堀口選手はステップを細かく踏んでリズムを取りながら

タイミングを見計らって一気に間合いを詰める速さが武器であり

膝の負傷は致命傷であると考えられる。

同じようにステップを長所にしていた選手で、

前十字靭帯の断裂から復活した選手にはドミニク・クルーズがいる。

しかし復帰後は少しステップが鈍っていたようにも見えた。

(それでも強かったのでチャンピオンになったが)

そして1,2試合が限度で、また長期離脱をしていた。

 

堀口選手もかつてのパフォーマンスが100%戻るとは考えにくい。

50%しか戻っていなければ前のように朝倉選手にKOされてしまう。

ドミニク・クルーズのように80%くらい戻っていたとしたら

勝てるとは思うが、それが出来るのは2試合程度だろう。

悲しいけれど、堀口選手はパフォーマンスが戻らないか、

戻っていてもあと2試合くらいしかハイパフォーマンスが見れない

というのが現実なのではないか。

 

ただし、ベタ足で構えるスタイルに変貌するなら

選手寿命は伸びるかもしれない。

ここでいきなりは変えてこないとは思うが。

 

ということで、

パフォーマンスが戻っていなければ朝倉選手のKO勝ち。

戻っていれば堀口選手のKO勝ちと予想。