RM_horseの競馬コラム

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Mリーグ2022-2023ドラフト感想

 

かなり遅くなりましたが7/11に行われたMリーグのドラフトの感想です。

 

全体を通して

今回指名されたのは現最高位の鈴木優プロ、現雀王の渋川難波プロ、現發王の仲林圭プロの3名であり、全員タイトルを持っているプロでした。

これは非常に良いことだと思います。

確かにMリーグはまだまだ黎明期であり、人気選手は必要です。実績よりも人気が先行しているプロを指名することに異論はありません。

しかし、麻雀で結果を出したプロがMリーガーになれないのであれば、麻雀で頑張るモチベーションが無くなってしまいます。

もちろん、麻雀だけ強ければ良いわけではありませんが、「麻雀で結果を出せばMリーガーになれる」ことを示せたことに意義がありました。

さらに言えば人気プロに依存する人気ではなく、Mリーグそのものに人気がある状態になってきたことを表しているのではないでしょうか?

 

Mリーグの人気が成熟しつつあることを感じたドラフトでした。

 

U-NEXT パイレーツ1巡目指名 鈴木優(最高位戦)

今回のドラフトの指名順はパイレーツ1巡目指名→サクラナイツ1巡目指名→パイレーツ2巡目指名なので、パイレーツが最も獲得したかったのは鈴木優プロだったことを意味します。

人気・実力ともに次期Mリーガー大本命と言われた渋川プロを指名することを蹴ってまで、鈴木優プロが欲しかったのです。

 

コアな麻雀ファンほど詳しいわけではありませんが、攻撃的でトップ率が高い印象があります。

現Mリーガーで例えるなら、佐々木寿人プロのイメージでしょうか?

パイレーツはトップ率が8チームで最も低いチームなので、補強の観点としては理にかなっていると言えます。

しかし、これまでのパイレーツのチームカラーとは一線を画すタイプの選手です。

パイレーツはこれまでのチームカラーにはこだわらないことを示しました。

とにかく勝てるチームを作りたい。その意思を強く感じさせる指名でした。

Mリーグは攻めが強い選手は活躍する傾向にあるため、バランス派・守備派よりも活躍が計算できると思います。

 

ルックスが爽やかで、受け答えもハキハキとしており、人気も出ると思います。

今年はまだ優等生キャラに位置付けられると思いますが、だんだん慣れてきて“地”が出てきた方がもっと人気も出そうです。

 

KADOKAWAサクラナイツ1巡目指名 渋川難波(協会)

公式解説の渋川プロがついにMリーガーになりました。

解説やYouTubeで人気は十分であり、所属団体の最高峰のタイトルである雀王を獲得した今、
「渋川プロがMリーガーになれなかったらおかしい」と言われるようにまでなっていました。

渋川プロもMリーガーになるために逆算して人生プランを立てており、そういった計画性と努力をサクラナイツは評価しました。

語り口は柔らかですが話す内容はかなりのビッグマウスなので、どれだけの成績を残すかお手並み拝見です。

(雀王を獲っている人が弱いわけはないですが、Mリーグルールにフィットするかどうかという意味です)

 

渋川プロがMリーガーになったことで、公式解説の空いた椅子に誰が座るのか注目されています。

大本命は河野直也プロと言われていますが、私も同意です。

河野プロの解説は本当にわかりやすく正確ですし、選手の思考をしっかりと教えてくれます。

それでいて、盛り上がる場面では無邪気にテンションが上がるので、これ以上の解説者はいないと思っています。

 

U-NEXTパイレーツ2巡目指名 仲林圭(協会)

仲林プロの指名は物議を醸しました。

これまでの言動から一般受けが良い人物とは言えず、パイレーツファンのみならずMリーグファン全体からの戸惑いが大きいようです。

私は仲林プロの過去の発言の多くは存じないため、特に嫌いな感情はありません。

 

知っているのは過去にYouTubeチャンネルの「麻雀遊戯王」でのトークを見たくらいです。

ここではかなりのビッグマウスぶりで、「自分より強い可能性のあるMリーガーは多井プロと堀プロのみ」と発言しています。

YouTubeチャンネル「麻雀遊戯王」より

仲林プロの実力が高いことは皆知っていますが、ここまで言ってしまうと最低でも毎年150は勝たないと発言に釣り合いません。

多井プロも堀プロも毎年200以上勝っているのですから、運が悪いでは済まされません。

入団前の発言といえども、自分でかなり高いハードルを設定していると言えます。

 

気になるのは、前出の動画で「俺は解説もめちゃくちゃ評判良い」と発言していたことです。

この動画の後、Mリーグの解説に一度だけ呼ばれましたが、はっきり言って普通でした。

もう一度解説に呼んで欲しいとは全く思いませんし、このレベルで解説上手いと思っているの?って感じでした。

どうやら彼は自己評価が周りの評価よりもかなり高いタイプだと思います。解説の評価も周りのリップサービスに気が付かず、客観的評価ができないようです。

こういう人はどうしても嫌われてしまいます。ビッグマウスでもいいですが、自己評価が正確に出来ないとダメです。

麻雀ももしかすると・・・と思ってしまいますが、そちらは実績がありますからね。

 

麻雀のタイプは多井プロに近いでしょうか。バランスタイプですね。

大きく勝つタイプではないと思いますが、堅実にポイントを積み重ねると思います。

Mリーグにどれだけアジャストするか注目です。

 

Mリーグ2021シーズンの振り返り

 

前の記事ではMリーグの魅力を書きました。

ここでは2021シーズンを振り返っての感想を書きます。

チームだけでなく、各選手に感じたことも書きます。

多少辛口になる部分があることをご承知おきください。

 

1位 KADOKAWAサクラナイツ

サクラナイツは2019シーズンからの参入で、参入以降ずっとファイナルに進出しているチーム。

そして今年は初の優勝。素晴らしい。

選手だけでなく森井巧監督が色々なところに顔を出してファンサービスも随一のチームであり、Mリーグにおいての理想型とも言える。

 

先日、沢崎プロの契約満了が発表された。これは本当に残念。

体調が万全になったらサクラナイツに復帰してほしいが、現在のMリーグは4人体制が義務付けられているため補充が必要。

沢崎プロの復帰を前提にして、補充した選手を1年後に契約満了とするのは難しいのが悩みどころ。

プロ野球でいうような育成選手枠のような制度が欲しいところである。

 

なお、ここから各選手へのコメントを記します。

カッコ内はレギュラーシーズンのスコアと順位です。

前半はMリーグの試合に関して、後半はそれ以外のところのコメントとなります。

 

内川幸太郎(−139.7  22位)

昨シーズンより大きくポイントを減らして22位というのは本人としては不満ではあると思うが、麻雀の内容自体に問題があったようには思えない。

そもそも昨シーズンがツキ過ぎていた。あまりにも手が入るしドラも入る。

二択を裏目ってしまう場面を多く見たがそれでも大きなプラスだった。

今シーズンはその反動なのか手が全然入らなかった。

それでも−140程度に抑えたと言えるのではないか?

 

内川プロはとにかく人柄が良い。

イケメンとよく持て囃されるがルックスの比にならないほど性格がイケメン。

コロナ禍が終息してきてファンと触れ合うイベントが増えて来れば今よりもっと人気が出るはず。

今はサクラナイツのフロントマンという印象だが、麻雀界のフロントマンになれる人柄だと思う。

そのためにも圧倒的な麻雀での成績が必要。

 

岡田紗佳(−261.8  26位)

昨シーズンはプラスで終えれたものの、今シーズンは大きくマイナス。

手が全然入らず、当たり牌を掴んでしまうことも非常に多い印象でマイナスは致し方なし。

勝てない時期は苦しそうに麻雀をしており、見ていて痛々しかった。

メンタル面で麻雀が崩れたかどうかはわからないが、もう少し経験が必要なのかもしれない。

(苦しそうな姿を見せるなと言っているわけではない。成長過程が見守れるのも魅力の一つ)

 

もともと芸能活動をしていたこともあり、非常に人気のある選手。

おじさんだけでなく女性からの支持もあるように思え、貴重な存在。

これからも新しいファンをどんどん獲得すると思う。

 

沢崎誠(399.7  2位)

今シーズンは獅子奮迅の活躍でセミファイナル進出に大きく貢献。

沢崎プロがここまでのプラスを積み重ねていなかったら、レギュラーシーズン敗退もあり得た。

理屈だけではない選択が随所に光り、他家を翻弄した場面を何度も見てきた。

人読みのアガリ牌ビタ止めも素晴らしかった。

入院によりファイナルを欠場したことは残念だったが、来シーズンの開幕には元気な姿を見せてほしいと思っていた。

しかしながら契約満了となってしまった。

まずは病気をしっかり治して、元気な姿を見せてほしい。

 

沢崎プロは高齢でありながら、SNSを上手に駆使してファンとの交流を大事にしている。

あれだけのご年齢であればそんなの面倒だよと覚えない人も多いと思うが、常に新しいことを取り込む意欲には頭が上がらない。

 

堀慎吾(178.8  9位)

Mリーグ2シーズン目も大幅なプラスで終え、セミファイナル・ファイナルも大活躍で優勝に大きく貢献。

とにかく大きく崩れる気がしなかった。それでいてトップ率も高いというパーフェクトな選手。

最も麻雀が強いプロは?と聞かれれば、多井プロと並んで堀プロの名前を出す人も多いだろう。

 

今年はMリーガーの立場にも慣れてきたのか、お茶目な面を出すことも多くなってきた。

ファンサービスの面でも躍進したシーズンだったと感じる。

 

2位 セガサミーフェニックス

昨シーズンは最下位でレギュラーシーズン敗退となったが、今シーズンは復活。

しかし2019シーズンと同様にあと一歩のところで優勝を逃してしまった。

Mリーグで唯一、女性3名のチーム編成も他のチームには無い魅力。

 

一つ残念なのは昨シーズン限りでチームを去った和久津プロとのつながりが切れてしまったように感じる点。

同様に昨シーズン限りでチームを去ったのはKONAMIの前原プロ、藤崎プロ、風林火山の滝沢プロがいるが

前原プロは今でもKONAMIとのつながりがSNSを通して見られるし、藤崎プロはMリーグの解説を担当している。

滝沢プロはKONAMIに加入しており、風林火山とのつながりは無いのは当然。

和久津プロだけがチームともMリーグとも縁が切れてしまったような印象。

契約満了時に和久津プロへの感謝をチームとして発信した以上、
チームを離れた後も、和久津プロを応援するような発信があってもよかったように感じる。

(例えば和久津プロのアパレルを宣伝するなど)

 

魚谷侑未(−128.7  21位)

2019シーズンでMVPを獲得しているが、それ以外のシーズンは大きくマイナスとなっている。

麻雀を見ていればものすごく強いことはわかるので実力に難癖をつけるつもりはないが、何か変化は必要なのかもしれない。

タイトル実績十分の魚谷プロに失礼かもしれないが、今がMリーガーとしてのターニングポイントに感じる。

それは本人も感じているはずで、来シーズンは大きくプラスになる予感がしている。

(手が入らなかったらどうしようもないが)

 

魚谷プロは非常に人柄が良く、視野も広い。

人よりも色々なことが見えてしまい、人柄が良すぎるばかりに我慢していることも多いように感じる。

フラストレーションが溜まりすぎないか少し心配。

内川プロと同様、麻雀界のフロントマンになれる存在。

 

近藤誠一(5.4  18位)

今シーズンは本当に手が入らなかったと思う。

近藤プロは面前高打点の雀風であるにも関わらず、リーチをかけれない場面が多かった。

それでもプラスポイントで終えたのはさすがの一言。

相手の手配が超能力で見えているのでは?とすら思えるようなビタ止めも随所で見せており、見るものを魅了してやまない麻雀を披露した。

 

近藤プロも人柄が素晴らしく、サービス精神が旺盛。

なかなか温泉に入って全裸姿の撮影がOKな麻雀プロはいないだろう。

トークも軽快かつ巧妙で面白く、ファンが多いのも納得。

独身なのが本当に不思議。(面食いすぎるというのはあるかもしれないが・・・)

おそらく58歳の現在でも女性にモテると思う。

 

茅森早香(251.6  5位)

2018、2019シーズンは連続でマイナスだったが、2020シーズンはプラスに転じ、
今シーズンは250ポイントもプラスしてチームのセミファイナル進出に大きく貢献した。

平均打点が8000点を超えており、子の満貫で平均打点が下がるというのは脅威的。

ただ、平均打点が異常なほど高いのは、雀風もあるがそれだけ高い手が入ったということ。

ちょっと運も良かったかなという印象。もちろんオリる時はオリる守備力の賜物でもあるが。

逆に言えば来シーズンも大幅にプラスになるようなら、もう手がつけられない。

 

茅森プロはそっけない、他人に対して無関心のような談話がよく聞こえてくるが、ファンに対しては別だと思う。

試合後のインタビューには真摯に答えている姿を見れば、そっけないなどとは思えない。

(バレンタインの時の試合後の勝利者インタビューはものすごく可愛かった・・・)

また、YouTubeチャンネルも人気で、そっけないような人がYouTubeなんてやらない。

むしろファンサービスは人一倍なのだと思う。

 

東城りお(55.9  15位)

Mリーグ初年度をプラスで終えることができた。

本人も武器だと仰っているように運が凄かった。山に残り1枚の牌もズバズバ引いてくるし、裏ドラもよく乗った。

個人的にはもっと運をとことん武器にしてほしい。

明らかに山に無いとか、好形変化の前提、オーラスで打点は不要などのシチュエーションであればいいのだが、そうではない闇テンに構えることがしばしばあった。

その闇テンが周りに見透かされている印象がある。

開き直って「私は運が人よりあるからツモるんだ」くらいの気概がもっとほしい。(あくまで個人的な感想)

 

東城プロはMリーグ関係なしに非常に人気だったが、ここからはMリーガーの肩書きを利用してさらに新規層を獲得できるのではないかと思う。

アニメ等の造詣が深く、もっと各SNSで発信してもいいのになと感じている。

 

3位 渋谷ABEMAS

初年度から4年連続3位と安定した成績を残している。

Mリーグ初年度からずっとファイナルに進んでいるのはABEMASのみ。

人気も申し分なく、あとは優勝だけ。

麻雀のスタイルはどの選手もバランス型といった印象。そして全員守備力が非常に高い。

来シーズンも下位に沈む姿は想像できない。

 

多井隆晴(242.2  6位)

毎年200以上のプラスを積み重ねる、自他ともに認める最強雀士。

2021シーズンはどう考えても運はなかった方だと思う。それでも242もプラスなのは凄すぎる。

セミファイナル、ファイナルではいつも結果が出ないが、それは局数も少ない中で仕方のないこと。

多井プロのことだから、仕方ないだけで済まさずに分析もしていると思う。

 

他の仕事が無ければ毎日のように10時間くらいYouTubeで生配信をしている。

本人はYouTubeが息抜きで楽しくて積極的にやっていると発言しており、その通りなのだと思うが、さすがに働きすぎだと感じる。

こういったバリバリいつまでも働くタイプの人は、ある日突然病に倒れることをよく見てきた。

多井プロがいなくなるのは麻雀界、日本YouTube界の大きな損失。せめて週1は完全に休むのも仕事と思ってセーブしてほしい。

 

白鳥翔(108.8  13位)

この人は本当に守備力が尋常ではない。危機察知能力は多井プロにも引けを取らないのではないか?

他家の順目の早い闇テンもしっかりと察知するのを何度も見た。

集中力と読みの力の賜物だと思う。来シーズンも間違いなくプラスであろう。

 

白鳥翔は本名で、それを恥ずかしがることなく個性的なヘアスタイル、ファッションスタイルも人気の秘訣。

インタビューでは自らの思考の言語化が非常に上手いなと感じ、本当に賢い人なのだと感じる。

パニック障害を抱えながら、緊張感が半端ではないMリーグの舞台で活躍しているのは本当にすごいこと。

同じ病を抱えている方の勇気になるのではないか?

(だからといってパニック障害の方に対して、白鳥プロと同じように頑張れとは思わないです)

 

松本吉弘(145.7  11位)

2019シーズンは苦しんだが、2020シーズンより覚醒し、今シーズンも大幅プラスで終えた。

攻撃派の雀風とはあまり感じないが、勢いがつくと止まらない。

押し引きが絶妙なのだと思う。

もうトップ中のトッププロの仲間入りをした感があり、マイナスは考えにくい。

 

顔はとにかく怖く、スーツを着るとヤ◯ザの幹部みたいな風貌だが、ファンサービス旺盛。

喜怒哀楽の表現が年々豊かになってきた印象。

あと10年くらいしたら柔らかい表情になってくると思う。

 

日向藍子(−168.5  24位)

これまでずっとシーズンの成績はプラスで終えていたが、今年は大幅マイナス。

麻雀が悪いわけではなく、これまで通りだったと思うが手が入らなかった。

元々Mリーグでは屈指の守備派で、我慢に我慢を重ねてチャンスで加点をするタイプ。

シーズンで大きくプラスにしやすいタイプではないものの、大きく負けるタイプでもない。

その日向プロが大きく負けたというのは相当ついてなかった。来シーズンは違うだろう。

 

日向プロは弁が立つのでYouTubeの「麻雀するしない」をはじめ、方々で露出があり人気のプロ。

ちょっと周りへのいじりが過ぎることもあるが、その分「チュモ」の発声をいじられており、ファンから愛されている。

 

4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部

今シーズンはベテランの前原プロと藤崎プロを放出し、若手の伊達プロとEX風林火山を去った滝沢プロを獲得。

これが見事に当たり、過去3シーズンを支えていた佐々木寿人プロがマイナスに沈んでもファイナルに進出できた。

しかし、シーズンを通してもムラがあった印象で、下に触れると危ないかもしれない。

勝つときは延々と勝つので、いかに好調時に貯金を作れるかが鍵だと思う。

 

佐々木寿人(−77.3  20位)

2020のMVPで、過去3シーズン全てプラスだった“魔王”がまさかの失速。

とにかく手が入らなかった。ほぼオリてるだけで半荘が終わったこともしばしば。

それでも−77に抑えたというべきだろう。

 

寿人プロの麻雀はとにかく爽快。打点が見える時はとことん押すし、手が良くないときはスパッとオリる。

打点の元になっているのは圧倒的なリーチ率で、裏3はもはや恒例行事の感がある。

麻雀を見始めた時はツモの運が良すぎるだろと思って見ていたが、山読みが優れているからこそツモるのだと考え直した。

来シーズンは恐怖の魔王が帰ってくることは間違いない。

 

高宮まり(−237.4  25位)

個人的な感想ではあるが、今シーズンは麻雀のスタイルがかなり変わった印象。

とにかく慎重になり、2020シーズンの大幅マイナスから抜け出そうともがいていた。

しかし結果はついてこなかった。

Mリーグは大胆かつ繊細な選手が活躍しやすい舞台。

元々の持ち味の大胆さが鳴りを潜めては活躍は難しかった。

来シーズンはMリーガーとしては正念場。いくら人気のある高宮プロでも負けすぎるとクビが見えてくると思う。

 

高宮プロは写真集やグラビアでの露出が多く(二重の意味で)、男性人気はMリーガーでも屈指。

おじさんはもちろん、お姉さん好きの若者にも人気がある印象。

人気の面は申し分ないので、あとは麻雀の成績がついてくれば。

 

伊達朱里紗(269.5  4位)

麻雀プロ歴2年でタイトルを獲得し、そのままMリーガーになったシンデレラガール。

とてもプロ3年目とは思えない打ち筋で大幅プラスでシーズンを終えた。

この成績はフロックでもなんでもない。押し引きが見事だった。

マークがきつくはなると思うが、来シーズンも大幅プラスだろうと思う。

 

伊達プロは声優でもあるので今まで麻雀に触れてこなかった新規のファンも獲得していると思われる。

実況や解説での活躍ももっと見てみたい。

 

滝沢和典(294.2  3位)

Mリーグで移籍を果たした初めてのパターン。

まだMリーグが黎明期であるため、契約解除から再度ドラフト指名での入団となったが、成熟してくればFA移籍の制度もできるのではないか?

今後Mリーグが発展するためには移籍も必要であり、滝沢プロが実現したことは大きかった。

移籍1年目から大幅プラスで、佐々木寿人プロのマイナスを完全に埋めた。

この獲得なしではKONAMIのファイナル進出はなかった。

 

滝沢プロは元祖イケメン麻雀プロであり人気も高いが、少し控えめなように感じる。

キャラクターも面白いので、もっと主張しても良いのにといつも思う。

言いたいことを我慢している感があるのが心配。それが人気の秘訣かもしれないが。

 

5位 EX風林火山

このチームは私が唯一毛嫌いしており、特に嫌いな2人は解説しない。

二階堂亜樹勝又健志が不倫をして、二階堂亜樹は子供を捨てている経緯がある。

元夫の井出プロにも何かあったのかもしれないので、井出プロを擁護するつもりはないが、亜樹と勝又が不倫したことは井出プロも認めておりまず間違いがなく(亜樹と勝又の当人は否定しているが)、離婚したことと子供を捨てたことは事実。

離婚は当人同士の話なので勝手にすればいいが、関係のない子供を巻き込んでいるので生きる価値の無いクズ人間である。

別にMリーグにいることには反対しないが、応援しない、毛嫌いするのはこっちの自由。

 

さらに風林火山は昨シーズン終了後に新加入選手をオーディションで決めた。

オーディションと名前がついているが、麻雀の成績で決定するものであり、入団テストのようなものである。

それ自体はオフシーズンを盛り上げ、良い試みだったと思う。

しかし、松ヶ瀨プロがオーディションを勝ち上がった後のドラフトで、風林火山は「松ヶ瀨プロを他チームはドラフトで指名するな」と牽制していた。

これはドラフト制度を真っ向から否定する自分勝手な主張である。

もし優勝者を他チームに獲られたくなければ、オーディションも完全非公開でやるべきだった。

公開して多少なり金儲けもしたくせに、自分の都合の悪いことはしないでくれと言っている。

こんな奴らのことを好きになれという方が無理である。

モラルの無いチームだから、モラルの無い行動をする選手を抱えるのだなと実感した。

 

松ヶ瀨プロと二階堂瑠美プロは何も嫌うことは無いが、風林火山だけは応援できない。

 

松ヶ瀨隆弥(213.7  7位)

RMUの看板選手として様々な放送対局で活躍していたが、Mリーグにはなかなか声がかからず。

しかし風林火山のオーディションを勝ち上がり、雀力でMリーガーの座を手にした。

繊細なる超巨砲のキャッチフレーズ通り、大きな手を常に狙いながら他家のテンパイには敏感に反応する麻雀は素晴らしかった。

来シーズンも大きく負けるイメージは想像できない。

 

松ヶ瀨プロはルックスが怖い印象を与えるので、最初はファンが寄り付きにくいが、

実は優しい、いい人というのは人気になるパターン。これからイベントも多くなれば人気がどんどん上がる。

また、趣味の料理をTwitterで度々アップしており、こちらも好評。

せっかくなのでYouTube等で発信すればいいのになと思う。

 

二階堂瑠美(−275.8  27位)

亜樹との姉妹Mリーガーが実現し、活躍を期待されたが大きなマイナスで終えた。

慎重ではあったものの、大きい放銃も多かった。

また、慎重であるが故にリーチ率、上がり率も低く、大きい放銃を取り返せなかった。

2年目ではあるが、来シーズンはファイナルに進出できなかった時に選手の入れ替えが発生するのでいきなり正念場である。

 

瑠美プロは対局中の表情が非常に豊かで面白かった。

多井プロや園田プロ、堀プロなどもいるが、瑠美プロの“顔芸”は群を抜いていた。

三味線はいけないが、ポーカーフェイスでなければならないなんてことは全く無いと思っているので、来シーズンも個性的な表情を期待したい。

 

6位 U-NEXTパイレーツ

2年連続でファイナルに進めなければ最低1名の選手交代が義務つけられ、昨シーズン7位だったパイレーツは今シーズンはファイナルに進出しなければならなかった。

レギュラーシーズンはMVPになった瑞原プロの大活躍もあり1位で通過するものの、セミファイナルで大失速し6位でフィニッシュ。

残念ながらチームの再編成となり、ルールでは最低1名の選手交代ではあったものの、石橋プロと朝倉プロの2名を契約満了とし、2名を7月のドラフトで指名することに。

石橋プロはレギュラーシーズンで一度も結果を残せていないので妥当な判断としても、4シーズン中2シーズンでプラスだった朝倉プロも交代するのは意外だった。

これはチームの象徴小林プロを残しつつも、チームカラーの刷新も目指しているように感じた。

どんな選手を指名するのか大注目。(あえてドラフト指名選手の予想はしません)

 

小林剛(154.1  10位)

ここぞという時に頼りになる「船長」は今シーズンも健在。

ここはラスだけは引きたくないというタイミングで出場し、必ずと言っていいほどラスは引かない堅実ぶりはMリーガーでもNo. 1と言ってもいいのではないか?

Mリーグはメンゼン高打点タイプが大きくポイントを伸ばす傾向がある中で、副露率が高い麻雀でここまで結果を残している。

ラス回避を高く意識しているコメント通り、脅威の通算ラス回避率90%を誇るが、押すところまで押すシーンをしばしば見る。

真似しようと思っても真似できない唯一無二の麻雀と言えるだろう。

 

ファンサービスも旺盛で、様々なメディアに積極的に出演している。

また、麻雀店にゲストで出向く際はTwitterで「遠慮なく話しかけてくださいね」といつも呼びかけている。

合理的な思考からロボなどと揶揄されるが、ファンとの交流は大好きなのだろう。

小林プロは個人的に大好きで語り出すと止まらないのでこの辺で。

 

朝倉康心(68.8  14位)

昨シーズンは何をやっても上手くいかず、本人のメンタルも相当きていたように見えた。

しっかり準備してきたという言葉通り、今シーズンはしっかりプラスでシーズンを終えた。

しかしながら契約満了となってしまった。

個人的には最適解を一打一打熟考する麻雀が好きだったので、Mリーグで見れなくなるのは残念。

契約満了の理由はいくつかあると思うが、まだ語られていない理由の一つに、朝倉プロのファン層がちょっと面倒くさいとされていることもあるのではないか?

朝倉プロは初代天鳳位でネット麻雀の象徴的存在であり、かつては麻雀プロより天鳳位が強いと考えていた一派が存在した。

(どちらが強いということはないと思う。どちらも強いで終わりなのだが。)

その残党が朝倉プロのファンとされている。本当かどうかわからないがそういうイメージがついてしまった。

実際にパイレーツのオンラインPVでは、他チーム選手の打牌批判もよくコメントされる。

パイレーツファンに陰湿のイメージがついてしまい、その責任を負わされた感がある。

 

朝倉プロがMリーグに返り咲くには、パブリックイメージを一新することが先決だと思う。

YouTubeチャンネルでの配信はもちろん、解説も非常に上手いのでどんどん顔を売っていくことが重要。

そしてネット麻雀以外のタイトルを取ればMリーグの実績もあるのでおのずと選ばれるだろう。

 

石橋伸洋(−286.4  28位)

とにかく結果が出なかった。4シーズンで全て大幅マイナスでは運だけでは片付けられない。

石橋プロの麻雀が弱いと言っているわけではない。むしろ強いと思う。

ただ、Mリーグに全く合わなかったのだと思う。しかしながら4年も時間がありながらアジャストが出来なかった。

契約満了はやむなしと言えるだろう。

 

石橋プロがMリーグに返り咲くのに必要なのはとにかくタイトル。

Mリーグで結果を残せなかった履歴があるので、今までより大幅に強くなったことを証明する必要がある。

ただし、Mリーグの席は限られているので、ちょっと1つタイトルを取っただけでは厳しい。

無謀とは感じるが、結果を残せなかった石橋プロには最高位3連覇くらい必要かもしれない。

また、人柄が良いのはわかるが人気もさらに欲しいところ。

 

瑞原明奈(440.6  1位)

Mリーガー1年目と2年目は3桁マイナスだったが、今季はMVPに輝く大活躍。

押しがかなり強かったので運が良かった面はもちろんあるが、強めの押しがMリーグで活躍するための要素だと思う。

押すことは決して簡単ではない。今年も大幅マイナスなら自分の首も危うかったシーズンであり、つい安全な選択になりがち。

そんな状況で過去2シーズンよりも押しをかなり強くしてきたところに、瑞原プロのメンタルの強さを感じた。

連対率85%は運だけで残せる成績ではない。

来季はマークがキツくなるので今季ほどの成績は残せないと考えられるが、なんとかプラスはキープしてほしい。

 

私がMリーグを熱心に見始めたのは瑞原プロがきっかけ。

全人類で最も綺麗な女性は試合中の瑞原プロであり、最もカワイイのは普段の瑞原プロであると思っている。

人柄も気さくで飾らず、素敵な女性である。

麻雀プロの中でとかではなく、この世にいる全ての女性を見ても瑞原プロより素敵な女性はいない。

いつかファンイベント等でお会いしてみたい気持ちが半分、お話をするなんて緊張してしまいとても出来ないので、二の足を踏んでいる気持ちが半分である。

同じように感じているオッサンは多いようで、パイレーツファンというか瑞原ファンが明らかに増えている。

私は瑞原プロがいる限りはパイレーツファンである。

 

7位 赤坂ドリブンズ

初代チャンピオンチームも今季はセミファイナルに進出できず。

特に過去2シーズンで大幅プラスを残していた村上プロが大幅マイナスの大誤算。これが大きかった。

来季はメンバー交代は行わず、ファイナル進出が至上命題。

パイレーツが防げなかったチーム再編成ルールの回避ができるかどうか注目。

 

園田賢(−56.7  19位)

今季もマイナスで終えてしまい、これで初年度を除き3年連続でマイナス。

ドラフト1位入団であるが、来季は背水の陣かもしれない。

副露率が高く、細かく点数を稼ぐものの高打点をツモられてひっくり返される展開が多く感じる。

ツモられるのが他の人に比べて多すぎる感はあり、来季は初年度のように大活躍の可能性もあるが、Mリーグでは何かを変える必要も感じる。

 

園田プロは今季で人気が急上昇したように感じる。

元から試合後のインタビューの長さに定評があったが、今季はより磨きがかかり“独演会”が風物詩に。

通称「園田アングル」はいつもと違う角度からのインタビューで、インタビュー待機中の他の対局者の表情も見えて面白い。

おもしろおじさんとしてドンドン露出が増えてほしい。

 

村上淳(−384.1  30位)

地獄のシーズンだった。どれだけ他家の当たり牌を掴むんだという試合ばかり。しかも自分の手が良い時に限って掴んでしまう。

百戦錬磨のベテランプロなのに、途中はかなりムキになっている様子がうかがえるほどだった。

ここまで運が悪くては勝つのは難しい。よく−400を割らなかったなというくらい。

来季はいつもの大幅プラスのリーチ超人が帰ってくるはず。

 

村上プロは最近丸山プロとYouTubeチャンネルを開設した。

配信者のネット麻雀リーグ戦「神域リーグ」のチームアトラスの監督に就任したことがきっかけであるが、非常に良いことだと思う。

村上プロの茶目っ気が出てきて、人気も上がってくるはず。

不器用なほど真面目な人なので、丸山プロと共同でのチャンネルにしたのは大正解。

 

鈴木たろう(132.0  12位)

今季は過去最高の成績を残した。まさにゼウスの選択といった独特の打牌は見ていて本当に面白い。

その選択は理屈で説明できないようなものもあり、他家の手を見ているのではないか?という時がある。

面白い麻雀で結果を残すのは最高である。

来季も面白い麻雀でファンを喜ばせてくれると確信している。

 

たろうプロは言語化が苦手な方だと思うが、最近はインタビューもわかりやすい。

純粋に麻雀の勉強になるインタビューである。(まつかよさんのインタビューの腕が素晴らしいことも大きいが)

また、「神域リーグ」のチームゼウスの監督としても活躍。

メンバーを褒めるのが本当に上手いと思う。

 

丸山奏子(45.0  17位)

Mリーガー3年目の今季はプラスでシーズンを終えることができた。

しかしながら出場は12試合に留まり、終盤のセミファイナル進出争いの時期には全く出場しなかった。

丸山プロはプロ2年目で入団し、ドリブンズの育成枠とされているプロである。

育成枠を設ける考え方は全く問題ないと思う。

しかし3年経っても育成枠のままなのはいかがなものか?

成長はしているのだと思うが、まだ信頼獲得に至らないのは成長が遅いと言わざるを得ない。

そして、チーム側も丸山プロの育成に失敗しているということであり、首脳陣に大きな責任がある。

同時期にMリーグ入りした瑞原プロや、プロ歴が丸山プロより浅い伊達プロがチームの信頼を得て躍動しているのに比べて、いつまで“たまに麻雀を打つマスコット的キャラ”に甘んじているのだろうと感じる。

丸山プロがトップを獲ると過剰にほめられているのは、周りから完全に舐められている証拠。

人気はドリブンズの中でも申し分なく、まずは首脳陣の信頼を獲得して、来季は20試合は出てきてほしい。

 

8位 TEAM RAIDEN/雷電

過去3シーズンでチームを支えていた黒沢プロが今季はマイナスに沈んだことにより、シーズンの約半分を経過した段階でセミファイナル進出は現実的に不可能になるほどマイナスを積み重ねた。

新加入の本田プロも全く結果が出ず、ワースト4に雷電が3人いるという目も当てられない惨状に。

雷電が大幅マイナスになることでセミファイナル進出争いが陳腐化してしまい、レギュラーシーズンをぶっ壊してしまった。

もはや運だけでは片付けられず、来季もファイナルに進めなければ黒沢プロ以外は交代するというくらいの大幅なメンバー刷新を含めた方針の転換が必要と感じる。

 

正直に申し上げるなら、来季もレギュラーシーズン敗退だろうと思っている。

これを覆すような大変身を遂げたなら、Mリーグはもっと面白くなる。

 

萩原聖人(−394.0  31位)

一般知名度では彼の右に出る麻雀プロは存在しないが、肝心のMリーグの成績は4年連続マイナスで、通算スコアは−1100以上と厳しいの言葉では表現できないほどの惨状。

実力が大きく劣っているのかどうかはわからない。

見ていて感じるのは、手組みが重すぎて良型でテンパイした時にはもう山にほとんど残っていないことが多すぎる。

また、ひねった選択を好むことで裏目になることも多い。

本人もこのままではダメだということは感じており、来季はどれだけ変われるか注目。

 

そうは言っても萩原プロがMリーグや麻雀界の裾野を広げていることも事実。

雷電はファンが本当に多いが、萩原プロの人気が大きい。

とにかく麻雀の成績がついてくれば。

 

瀬戸熊直樹(−405.5  32位)

今季はとにかくラスを引いた。ラス回避率52.4%はあまりにも低い。ほぼ2回に1回ラスである。

これでは成績は上がってくるはずがない。

実績十分の瀬戸熊プロだが、最近は時代に取り残されているか?

現最強位は来季は変わることができるか?

 

瀬戸熊プロの人望は麻雀界で1番と言って差し支えなく、おそらく連盟の次期会長になるだろうと思う。

麻雀界の団体統一のためには、瀬戸熊プロの力は必要不可欠である。

本人は会長になることを遠慮する可能性もあるが、(同じ世代で)瀬戸熊プロ以外が連盟の会長になるのは考えられない。

 

黒沢咲(−148.8  23位)

過去3シーズンは全てレギュラーシーズンで3桁のプラスを記録していたが、今季は大幅マイナスになってしまった。

佐々木寿人プロでも今季はマイナスだったので、1シーズンくらいはマイナスになることもある。全く気にする必要がない。

そもそも黒沢プロは連盟A1リーグに所属し、2021年は鳳凰位決定戦に進んだほどのトッププロであるから、来季はプラスだろう。

副露率が極端に低い“セレブ麻雀”で、リーチ時や副露時の他家へのプレッシャーはMリーグでナンバーワン。

それでいてオリる時はしっかりオリるので守備力も非常に高い。

 

黒沢プロは年齢非公開である。

最初は「誰もお前の歳なんか気にしてねぇよ」くらいに思っていたが、非公開であることを周りがネタにして良い空気を作り出しており、若干本人もネタにしているくらいで面白い。

これは唯一無二の“キャラ”であり、今の状況を狙って作り出したのだとしたら相当な策士。

お嬢様でありながら人柄は気さくで、普段のファンサービスも素晴らしく、誰からも愛されている。

 

本田朋弘(−307.8  29位)

Mリーガー1年目の今季は苦しんだ。

個人的な印象ではあるが、自分の麻雀とチームカラーの板挟みになっていた印象がある。

アガりにくい高い手よりもアガりやすい安めの手を選択してアガりを逃し、その半荘の別の局でアガりにくい高い手を選択してまたアガりを逃す。

こんな半荘を何回も見た。

高い手を常に目指すか、時には安めの手でサッとアガるか、どちらも麻雀のスタイルの話であって正解はないと思う。

どちらでも裏目を引くことはあるが、それ自体は結果論であり問題ではない。

本田プロは一貫性がないのが疑問だった。今季は自分の麻雀を貫いてほしい。

 

本田プロは非常にイケメンだが、なんとなく他のイケメンMリーガーとキャラが被っていないのが良い。

38歳とそこそこもうおじさんのはずだが、少年のような魅力がある。

もっと発信を増やしていくことが望まれる。

 

Mリーグの魅力

Mリーグ、めちゃくちゃ面白いですよね。

最初は麻雀は見るより自分でやる方が楽しいと思っていましたが、そんなことはありません。

やるのはもちろん楽しいですが、見るのも楽しいです。

 

このブログではMリーグの魅力と今後の期待について記します。

2021シーズンの振り返りは別のブログで記します。

 

Mリーグとは?

Mリーグは2018年に発足された麻雀のプロリーグです。

立ち上げたのはサイバーエージェント藤田晋社長で、Mリーグのチェアマンを務めています。

Mリーグには下記の8チームが参戦しています。

KADOKAWAサクラナイツ(オーナー企業:KADOKAWA

セガサミーフェニックス(オーナー企業:セガサミーホールディングス

・渋谷ABEMAS(オーナー企業:サイバーエージェント

KONAMI麻雀格闘倶楽部(オーナー企業:コナミアミューズメント

・EX風林火山(オーナー企業:テレビ朝日

・U-NEXTパイレーツ(オーナー企業:U-NEXT)

・赤坂ドリブンズ(オーナー企業:博報堂DYメディアパートナーズ

・TEAM RAIDEN/雷電(オーナー企業:電通

 

誰もが知る大企業ばかりがオーナー企業になっています。

さらに大和証券朝日新聞、ローソン、日清食品、ミズノといった企業がスポンサードしています。

一般層に良いイメージを持たれていない麻雀でここまでの企業が手を挙げるに至ったのは、
他ならぬ藤田晋社長の手腕でしょう。凄過ぎます。

 

1チームは最低3名最大4名で構成され、かつ男女それぞれ1名以上いることが義務付けられています。

そして年1回開催されるドラフト会議によって各チームは選手の編成を行います。

 

シーズンは10月上旬に開幕し、4月下旬まで実施されます。

まずはレギュラーシーズンでリーグ戦90試合を行い、下位2チームが敗退します。

上位6チームでセミファイナルシリーズを16試合行い、さらに下位2チームが敗退。

最後に残った4チームでファイナルシリーズ12試合で優勝が決まります。

 

試合は年末年始のイレギュラーはあれど、基本的には月・火・木・金の週4日、
19時からABEMAの麻雀チャンネルにて完全無料の生中継で放送されます。

 

Mリーグの魅力① 全試合を完全無料中継

上で記しましたが、MリーグはABEMAで全試合を完全無料で見ることができます。

当たり前のことすぎてあまり評価されることが少ないように感じますが、非常に重要なことだと思います。

現代で野球でもサッカーでも、全試合が無料で見ることができる競技はほぼないでしょう。

全試合を無料で視聴できるなんて、大昔の巨人戦くらいです。

それも巨人だけで、他のチーム同士の試合はなかなか中継は無かったですからね。

Mリーグが全て無料で視聴できるのは、異例中の異例だと思います。

 

無料というのは言葉通り全く利益にはなりません。

しかし、有料だけにしてしまうとライトなファンは取り込めません。

こういった場合、間の案として半分無料、半分有料のようなことも考えられますが
Mリーグは思い切って完全無料にしたのです。

これにより私のような「麻雀見るのって楽しいのかな?」と思っていた人たちも取り込めたわけです。

 

Mリーグの魅力② 演出が豪華

Mリーグは無料中継していますが、ただ麻雀をしている様子を流しているわけではありません。

以下の演出も素晴らしいです。

・全試合で素晴らしい実況と解説がついている

・試合後のインタビューもある

・専用スタジオがかっこいい

・チームのユニフォームがある

 

興行において演出は非常に重要です。

実況、解説、インタビューは多くの人が重要性を認識していると思いますが、
ユニフォームやスタジオも非常に重要なのです。

特にスタジオはお金がかかる上に効果が実感しにくいので投資がしにくい面がありますが
ただの会議室に麻雀卓を置いたような場所だったとしたら、Mリーグは人気にならなかったでしょう。

ABEMAはケチらないところが素晴らしいと思います。

 

Mリーグの魅力③ 素晴らしい選手達

もちろん、各選手の魅力もMリーグの良さです。

ここで魅力は書ききれないので、2021シーズンの振り返りにて全ての選手について触れます。

 

 

Mリーグへの期待①  麻雀団体の統一

ここからは今後のMリーグに期待したいことを記します。

Mリーグに不満は一切ありません。

 

最も期待していることは、麻雀プロ団体を統一することです。

麻雀界は色々あってプロ団体が乱立しており、主要と呼ばれる団体だけでも5つもあります。

最も古い日本麻雀連盟を除いて全て分裂によって出来ているので、
ケースバイケースではあるにせよ思想の違いによる喧嘩別れをしている形です。
(現在はいがみ合ってはいませんが)

例えるならプロレス方式になっており、団体によってルールが微妙に異なります。

 

私はこの現状がベストとは全く思いません。

プロレスのような単純な競技ではない興行であれば統一する必要はないのかもしれませんが、
麻雀を競技としての普及および国際化を目指すのならビジネスとして成立する必要があります。

そのためには分裂してバラバラの状態よりも、一枚岩となる方が効率的です。

そりゃそうです。5つ団体があればそれぞれの運営費用がかかりますし、スポンサーも分散してつきにくいです。

 

そもそも私の認識では麻雀プロ団体と言えるものは存在しません。

だって各団体は会費を取って賞金付きの麻雀大会を開いているだけですから。

プロという名前を名乗っているだけに過ぎません。

麻雀プロと言える団体は選手に年俸を支払っているMリーグ機構及び各チームのみです。

 

麻雀団体を統一できるのは既にビジネスとして成り立たせているMリーグ並びに藤田晋氏だけだと思います。

しかし今はその時期ではないと思います。

藤田氏の資本力があれば今にでも麻雀団体を統一して法人化することは容易ですが、
無理に統一しても各団体の幹部が納得することはありません。

さらに各団体の伝統のリーグ戦やカップ戦とMリーグとの兼ね合いは調整が必要です。

 

将来的には統一がベストと思いつつも、実現するのは早くても10年後くらいかなと思います。

 

Mリーグへの期待②  麻雀のルール、システム見直し

麻雀は非常に面白いテーブルゲームですが、そのルールやシステムに問題点が多々あります。

さらっと考えつくものを挙げると

①役が多いのはまだしも、符を含めた点数計算は難しすぎる。

雀荘の数だけローカルルールがあり、初心者が行くには敷居が高い。

③この時代にプロリーグでも点棒というアナログな仕組みを使用している。

④全自動卓なのに山が積み上がる。山からツモるのは崩しやすいのにも関わらず、崩したら罰がある。

といったことがあり、他にもあるかも知れません。

 

①と②はルールの見直しですね。

符の計算を簡易にするか、しなくて良いルールにすることも検討してもいいかもしれません。

雀荘でローカルルールがあるのはいいのですが、ベースとなるルールは統一してほしいです。

基本ルールプラスこれですよ、という説明ができれば雀荘にも行きやすくなると思います。

このあたりはMリーグへの期待①が達成されると検討ができそうですが、実現するには時間がかかるかもしれません。

 

③と④はもう少し現実的なお話だと思います。

麻雀卓メーカーとより効率的な全自動卓を共同開発するのはいかがでしょうか?

ハイエンドな全自動卓において点棒は間違いなく不要です。各自の点数計算を入力するタッチパネルなどを追加すればいいのです。

点棒を無くす、本場の供託の回収を間違えるなどのトラブルも防止できます。

また、全自動卓は混ざり具合がイマイチとの指摘もよくあります。それは山を積むからではないでしょうか?

配牌を含めた全自動卓ならボタンを押したら1つ牌が出てくるだけで良いと思います。

王牌だけ中央にでも置いておけばいいでしょう。

 

Mリーグへの期待③ 麻雀=賭け事からの脱却

これはMリーグの活動目的に掲載されています。

Mリーグは、参加する選手に違法賭博との決別を課し、プロ団体をはじめとする麻雀界や関係企業等と密に協力しながら、麻雀に対する負のイメージを払拭し、娯楽・競技としての地位向上に努めます。

Mリーグの使命 | M.LEAGUE(Mリーグ)

ちなみに現在まで例はありませんが、

「Mリーガーに賭博行為への関与が発覚した場合、解雇等の厳重な処分を課す」

と藤田氏が明言しています。

 

日本では麻雀でお金を賭けることは法律違反なので当たり前のことですが、

令和の現在でも一部雀荘では賭けが行われています。

そういった店もアングラという感じでもなく、普通に麻雀プロがゲストで来店したり、
働いていたり、もしくは経営していることもあります。
(某強豪麻雀プロがMリーガーになれないのは、賭博行為をしている雀荘のオーナーであるからと言われているくらいです)

 

ノーレート雀荘なんて言葉があること自体、おかしいのです。

レート(=賭け率)なんてあることが異常なのです。

現状ではレートの低い雀荘は事実上黙認状態ではありますが、数が多すぎるからであって違法行為なのは間違いありません。

麻雀業界は感覚が狂っているのでこの状態が異常と思っていません。

異常と考えている人はいると思いますが、今日まで淘汰されていないのであれば認めているのと同じこと。

中には麻雀からギャンブルを切り離すことは不可能だから、公営ギャンブル化するべきなんて意見もあります。

 

仮に麻雀がギャンブルとして成立した場合、麻雀がこれ以上普及するのは不可能と言っていいでしょう。

いや、Mリーグも現在のような大きなスポンサーがつかないでしょうから開催できず、今よりも衰退する結果になりそうです。

それでも俺は麻雀で合法的にギャンブルがしたいんだというのは勝手が過ぎます。

 

かつては将棋も賭けが横行していたそうです。

江戸時代より賭けは禁止されていましたが、賭け将棋で生計を立てる人もいたとのこと。

しかし将棋の普及とともに淘汰が進み、昭和50年頃には絶滅したそうです。

ところが麻雀は自浄作用が無かったため、今日まで違法ギャンブルが野放しにされており、麻雀に対する負のイメージが払拭できていません。

 

麻雀もいつか賭けないことが当たり前になってほしいです。

 

瀧澤謙太 vs. 朝倉海 展望

 

ようやく大晦日の対戦カードが決まりました。

私が応援している瀧澤謙太選手の相手は朝倉海選手でした。

これは予想されていた通りのカードなので、特に驚きはありません。

早速試合展望にまいります。

 

なお、完全に瀧澤謙太応援視点で書きますのでご了承ください。

 

朝倉海選手はあのPRIDEファイターに似てる?

朝倉海選手の最大の長所はパンチのハンドスピードでしょう。

おそらく瀧澤選手が試合では体験したことのないスピードだと思います。

朝倉選手が短時間のKO勝利が多いのは、
まだ眼が慣れていないうちにとんでもないスピードでパンチを繰り出してくるので、
スピードに対応できずにあっという間に終わってしまうからではないでしょうか?

 

しかし連続で攻めていける時間は当然限られています。

前回のヤマニハ戦でも朝倉選手側の攻めが止まると単発のパンチを貰う場面が結構ありました。

ヤマニハ選手に朝倉選手を倒すだけのスタミナが残っていなかったために
倒されずには済みましたが、あれが朝倉海選手の“敗戦パターン”ではないでしょうか?

 

あれ?こんな選手昔もいたなあと思いませんか?

そう、PRIDEミドル級時代のアリスター・オーフレイムです。

まだ謎の巨大化によって今のような筋肉隆々のヘビー級ファイターになる前です。
(もちろん謎と言っているのは皮肉ですよ!)

あの頃のアリスターが今の朝倉選手とかぶるんですよね。

 

もちろん朝倉選手はアリスターほど見てわかるほどガス欠するわけではないですが、
長期戦には(1dayトーナメントを抜きにしても)持ち込みたくない選手でしょう。

1RKOが多いのは、攻撃力の高さがずば抜けているのが理由ですが、
長期戦になると不利な面も出てきてしまうため、戦略的にしている部分もあるでしょう。

 

ファイトスタイルが変わった?

朝倉選手はバンタム級トーナメントの1回戦で渡部修斗選手、2回戦でアラン“ヒロ”ヤマニハ選手と対戦しています。

この2戦を見て、コーナーに追い込まないと強打を出してこないなと感じました。

以前はリングのどこにいてもKOを常に狙っている感じがしましたが、
大人になったといいますか、有利な対面・距離でしか強打は打たなくなりました。

 

もちろんコーナー以外では全く打撃を出さないわけではなく、ローや左ボディは出します。

しかしそれはコーナーへ追い込むための攻撃であり、得意の速射砲の連打はコーナーに追い込んでからです。

戦略として当然ですし、無駄なスタミナを使わずにカウンターのリスクも低くなります。

よく言えば隙が少なくなりましたが、もともとの狂気は削がれたのかも?という気もしています。

 

だからチャンスとは言いませんし、むしろ隙が無くなってピンチな気もします。

ひとつ言えるのは、以前のイケイケなファイトスタイルで戦略は考えるべきではないと考えています。

マネル・ケイプ選手がタイトルマッチで実践したカウンター狙いはかなり難しそうです。
あの頃とはファイトスタイルが違います。

 

足は止められない

上でカッコ書きでチラッと記しましたが、今回は1dayトーナメントの準決勝です。

優勝を見据えるにはいかに準決勝で消耗せずに、怪我せずに勝つかを考えると思います。

そのためには早期決着が都合がいいので、プレッシャーはどんどんかけてくると思います。
(※ゴング後のシェイクハンドも応じない方がいいかもしれません)

瀧澤選手はコーナーに追い込まれそうになった時に素早く脱出することが出来ますので
とにかくサークリングで脚を動かす展開になると思います。

 

朝倉選手もすぐに打ち合えないなら、追いかけ続けると消耗もするので無理には攻めないと思います。

よって試合時間はかかるのではないでしょうか?

1Rは決定的な打撃が両者とも入らないと予想しています。

それでも瀧澤選手も3Rずっとサークリングするわけにはいきませんから、
(今成戦と違って相手の手数の方が多いことは確実なので判定で不利になるため)
2R後半もしくは3R前半には打ち合う時間帯はやってきます。

前述の通り、チャンスは相手が攻め疲れた時です。

瀧澤選手はその時まで待ちましょう。

 

いやいや瀧澤選手も決勝戦があるのだからそんな悠長なこと言ってられないのでは?
と思う方もいらっしゃると思います。

いいえ、1dayトーナメントのことはそんなに考えていないと思います。

とにかく朝倉海を倒す。これしか考えていないと思います。

私もそれでいいと思っています。後先のことを考えて勝てる相手ではないです。

瀧澤選手には5分3Rの15分のトータルで戦略を考えているのではないでしょうか?

 

距離設定が大きなポイント

朝倉選手は身長が公称172cmですが、もう少しあるような気がします。

リーチは分かりませんでしたが、おそらく175cmくらい(もしくはそれ以上?)はありそうで
バンタム級では比較的リーチの長い選手です。

その長いリーチを活かして相手のパンチが届きにくい距離から
左右のコンビネーションを繰り出すのが朝倉選手のスタイルです。

 

この距離、瀧澤選手に適性かどうかは微妙です。

瀧澤選手は朝倉選手よりも身長もリーチも大きいですが、
パンチの距離はそんなに遠い間合いではないと見ています。

キャリアの中でパンチでダウンを取ったのはほとんど中間から近距離だったと記憶しています。

しかし、キックはかなり長い距離から繰り出します。

お互いパンチなんて到底届かない距離です。

 

どちらが自分に有利な距離を取れるか、相手の土俵に入った時にどう対策するか?
に注目しています。

この対戦、ストライカー同士ですが距離設定により噛み合わない可能性もあります。

判定で勝てるようなポイントを稼ぐ戦略も必要かもしれません。

 

いい準備が出来ているはずの瀧澤選手

瀧澤選手の大きなアドバンテージは大晦日までの準備にあります。

朝倉選手は前回のヤマニハ戦でフルラウンドを闘って、さらに右拳を骨折しています。

最短でも試合後3〜4週間は練習はほぼ出来なかったでしょう。

一方の瀧澤選手は前回の元谷戦を1RでKO勝利。怪我も試合による消耗もありませんでした。

さすがに減量の消耗はありますから次の日からガンガン練習というわけにはいきませんが、
数日後には大晦日に向けた準備を開始していたでしょう。

 

格闘技も他のスポーツと同様に、当日のコンディション含む事前準備が超重要です。

実力5、準備5と言ってもいいんではないでしょうか?(言い過ぎですかね?)

一年前の大晦日ではショートスパンの3連戦により準備1くらいで試合をしてしまいました。

今回、瀧澤選手は準備5に近いコンディションで臨めるはずです。

 

朝倉選手がどれくらいのコンディションで来るかはわかりませんが、
少なくとも瀧澤選手の方がコンディションが下回ることはないはずです。

(逆にコンディションを言い訳が出来ないプレッシャーはあるかもしれませんけどね!)

 

特に格闘技は結果に対するコンディションの影響をあまり指摘しませんが、
実力や相性と同じくらい重要な要素だと思います。

 

言われてるような実力差は無い

世間は圧倒的に朝倉勝利の予想が多いです。それは実績を考えれば妥当なことです。

瀧澤選手は扇久保選手に敗れていますが、朝倉選手は扇久保選手に圧勝しています。

私も瀧澤選手を応援していなくて、なんとなく予想してみたとしたら朝倉選手の勝ちとすると思います。

 

ただ、準決勝に勝ち上がった4人で瀧澤選手だけが実力が落ちるという意見には
「お前は瀧澤 vs. 元谷を見てたの?」とかそれって元谷選手や岡田遼選手も舐めてんの?」
と思います。

 

実力がなかったら元谷選手を1RでKO出来ないですよ。それが出来たのは井上直樹くらいです。(一本勝ち)

井上だって自分は準備万全で元谷選手はショートスパンの試合でしたからね。

 

内容もロー(カーフ)やミドル(三日月蹴り)でしっかり嫌がらせを入れて、
組みついて来た時もテイクダウンを取らせず、
剥がし際にビックヒットを当ててそのままフィニッシュという圧倒的な内容でした。

 

あれをラッキーパンチだとか、元谷選手の作戦ミスだったとか言ってる奴には
「何見てたの?自分の予想と違ったからって言い訳すんなよ。現実見ろよ。」
と思うわけです。

 

瀧澤選手は既に日本のバンタム級のトップに立つ可能性のある実力は備えています。

朝倉勝利予想は妥当だと思いつつも、実力が落ちるという意見には真っ向から反対します。

 

まあとにかく応援です

いつも言ってますがとにかく応援です。それ以外は無いです。

彼の特技はアップセットです。

パンクラスでの北田戦や前回の元谷戦はほとんどの人が負けると思っていたわけです。

今回みたいなアンダードックを勝ってきて評価を上げてきた選手なのです。

 

北田戦は私も会場で見ていました。

あの時は瀧澤選手のことを酒井代表のお気に入りくらいにしか考えてなかったです。

DEEPでタイトルマッチを経験している北田選手に、若手有望株とはいえ勝てるわけがないだろうと。

ところが試合では北田選手を圧倒し、最後はTKOで決めました。

あの時の盛り上がりは(たまアリ等に比べて)小さい会場ながら物凄い熱気に包まれていました。

 

前回の元谷戦で同じようなアップセットを見せてくれましたが、
もう一度、いや決勝も入れてもう二度アップセットを期待しています。

 

 

 

 

本体をもう一台余裕で買えるほど散財したバカがおすすめするNintendo Switch周辺機器

突然ですがNintendo Switch面白いですよね。

 

自分のことをゲーマーだとは思っていなかったですが、よく考えてみるとSwitchで週5日は30分くらい遊んでいます。

本物のゲーマーの方に比べれば全然なのですが、ゲームを全くやらない人からすれば私はゲーマーの類なのでしょう。

(Switch以外にも週末にはPCでFortniteを遊んでいます)

 

Switchは購入すればどこでもすぐ遊べる気軽さが良さなのですが、ゲームライフをより快適にさせてくれる周辺機器が星の数ほど発売されています。

私はSwitchのソフトは同じものばかりプレイしていてあまり詳しくないのですが、周辺機器はかなり試しています。

ざっと計算したところ、通算の周辺機器の購入費用だけでSwitchをもう一台買えるなという額は余裕でつぎ込んでおり、もしかしたら二台買えるかも?
というバカ野郎です。ソフトは全然買ってないのに。

 

この無駄な出費を何か生かせることはないかと考えたところ、おすすめ周辺機器をまとめておいて誰かひとりでも参考にしてくれたら、私の散財も少し報われるのかなと思いました。

そろそろ新型の有機ELモデルのSwitchも発売することですし、Switchを新しく買ってみようとか買い替えようと考えている人は多いのではないでしょうか?

 

今回おすすめする商品はSDカードや有線LANアダプターのメーカー違いなどは除いて、全て自分で購入して(もしくは貰って)使ったことのあるものです。

 

このブログを見ることでNintendo Switchを買った後に何を買うべきなのかわかります!

 

 

microSDカード 買うべき度★★★★★

まずはSDカード。これはんなプレイヤーも絶対買わなければいけないと言っていいでしょう。

Switch本体のメモリは32GBしかありません。(有機ELモデルなら64GB)

これがどれくらいの容量なのか?

まず、Switchのゲームの多くはパッケージ版とダウンロード版がありますが、ダウンロードの場合はゲームデータの全てを保存する必要なので、当然ながら多くの容量が必要です。

最近のゲームだと容量は10GBを超えてくるものがざらにありますので、本体メモリにはソフトが3本入るか入らないかという状況です。

たった3本です。ソフトによっては3本入らないかもしません。

「マリオとスマブラ入れたら他のソフトは入らないよ・・・」

なんてことになってしまいます。

ですがSwitchにはmicroSDカードを挿すことで容量をアップさせることができます。

ゲームソフトはパッケージではなくダウンロード派という人にはSDカードが必須であることがわかると思います。

 

では「ゲームはパッケージ版しか買わないからSDカードはいらないや」という考えは合っているでしょうか?

答えはNoです。パッケージ派もSDカードを買いましょう。

なぜならゲームのセーブデータやアップデート等のダウンロードデータで1つのゲームあたり数GBずつ使われていくので、32GBなんてあっという間に一杯になるからです。

最近はスマブラの追加ファイターのようにDLCダウンロードコンテンツ)があるゲームも多いです。これらを購入すれば当然容量を食います。

また、マルチプレイで人気のあるFortnite、Apex Legendsなど、そもそもパッケージ版が存在しないゲームもあります。

Apex Legendsなんて20GB以上も容量を使いますからね。SDカード無しではプレイできないでしょう。

 

以上よりダウンロード派もパッケージ派もmicroSDカードは購入必須だと考えています。

そして容量は”ケチケチせずにデカいのを買え!”です。

変に16GBとか32GBとか買ってしまうと、今は足りていても将来足りなくなります。

最低でも64GB、出来れば128GBくらいはあったほうがいいと思います。

ダウンロード派なら256GBを買うのもありです。ただし少々高額です。

(512GBはさすがにSwitchではオーバースペックだと思います)

 

また、SDカードは安いものでいいと思います。あまりに謎メーカーのあり得ないくらい安いのは疑問ですが。

これは読み込み速度を見ればわかります。Switchの推奨は60MB/秒以上なので、それ以上のものを買いましょう。

家電量販店などでSwitch本体の横に置いてあるSDカードはかなり割高なことが多いです。

ほぼ同じスペックで断然安いものがAmazonなどで売っていることもしばしばです。

(正確には読み込み速度が違いますが、それほど変わったように感じたことはありません)

128GBでも2000~2500円くらいで買えるはずです。

いくつかのメーカーのリンクを貼っておきます。

 

Samsung EVO Plus マイクロSDカード 120GB microSDXC UHS-I U3 100MB/s Full HD & 4K UHD

 

サンディスク microSD 128GB UHS-I Clss10

 

バッファロー microSD 128GB 100MB/s UHS-1 U1

 

保護フィルム 買うべき度★★★★☆

次に保護フィルムです。これは星4としましたが取り扱いにもよります。

外出時によくSwitchを持っていく人、携帯モードでよく使う人、お子さんが使用する方なら購入必須でしょう。

外に持ち出さず、基本的にドックにSwitchを固定している人なら必要ないかもしれませんので星4としました。

 

フィルムはシート状のプラフィルムと分厚いガラスフィルムの2種類がありますが、これも取り扱いによります。

よく落っことしそうだなと思えば頑丈なガラスフィルムにするべきですが、落とすシチュエーションがあまり考えられない方はプラフィルムでいいと思います。ガラスフィルムは分厚くエッジも立っていますし。

ただ、画面の擦れや指紋の付着などから守ってくれるのでフィルム自体はあった方がいいと思います。

 

私はプラフィルムを使っています。

下のホリ製のフィルムが貼りやすかったです。

 

ホリ 貼りやすい液晶保護フィルム ピタ貼り for Nintendo Switch

 

本体カバー 買うべき度★★☆☆☆

保護フィルムと同様に本体を保護するカバーを付けている方が多いと思います。

ですが私はカバーを付けておりません。

なぜかというとちょっと厚くなるのがあまり好きではないこと、むしろカバーが滑りやすくて落としそうと思っています。

 

あと、カバーをつけることで他の周辺機器との互換性が無くなってしまったり、ものによってはドックに挿し込めないなんてこともあります。

私は周辺機器を愛するからこそ、カバーはつけていません。

大人ならSwitch本体を裸で落とすことはほぼないですからね。

 

ただしお子さんが使用するならつけてあげたほうがいいでしょう。

その場合はカバーを外さずにドックに挿し込めるタイプのものにしましょう。

 

本体カバーを購入したことが無いのでおすすめはありません。

申し訳ない。

 

 コントローラー 買うべき度★★★★★

SwitchにはJoy-Conというコントローラーが付属していますが、これでは満足なゲームライフを送れるとは言い難いです。理由は3つあります。

 

1つ目の理由はスティックの耐久性の低さです。特にアクションゲームのようなスティックを頻繁に動かすゲームに弱いです。

私もSwitchLiteでスティックを触っていないのにキャラクターが勝手に左前にゆっくり進んだりして、しまいには全く動かなくなりました。

原因はスティックが摩耗して小さな粉が発生し、それが基盤に悪さをして操作不良を起こすようです。

この症状はドリフト現象と呼ばれており、欧米では消費者団体から訴訟を起こされているくらい大問題になっています。

 

2つ目は複数人で遊ぶにはJoy-Con2つでは足りないことです。

ひとりなら2つのJoy-Conを本体購入時の付属のグリップに装着すれば、それなりに使いやすいコントローラーにはなります。

しかし2人で遊ぼうと思うと、何も購入しない場合はあの小さなJoy-Con1つで操作しなくてはならず、一部の超単純な操作のゲームを除いて快適にプレイは出来ません。

 

そこで購入しておきたいのがコントローラーです。Joy-Con2つとグリップをもう1セット購入してもいいのですが、おすすめはいわゆるプロコンです。

プロコンとは正確には任天堂純正のproコントローラーのことですが、様々なサードパーティー(オリジナルメーカー、つまり任天堂以外のメーカー)からコントローラーがたくさん出ています。

 

コントローラーを買うべき3つ目の理由は操作性の高さです。

サードパーティー製も含めておすすめを挙げていきます。

 

任天堂 Nintendo Switch Proコントローラー

まずは純正プロコンです。これは万人が使いやすく、間違いが無いです。

純正品なのでジャイロ、Amibo、振動と全ての機能に対応しています。

ワイヤレスで使用可能であり、6時間の充電で40時間使用可能とプレイ中は充電のことを心配しなくて良いことも使いやすい点です。

定価7,678円とかなり値が張ることが難点とされていますが、
プロコンは安物買いの銭失いだと思っているので、変に4,000円以下の激安プロコンを買って操作しにくいと捨てて純正プロコンを買うよりは
最初から純正プロコンを買っておくのが超おすすめです。

 

PDP Afterglow Switch Wireless Deluxe Controller

基本的には純正プロコンでいいのですが、もうひとつおすすめのコントローラーがあります。

それがPDP Afterglowです。

このコントローラーは任天堂ライセンス商品※となっておりますので、安心して使うことができます。

(※任天堂製品との適合性が確認された商品。任天堂が認定する)

ケースやフィルム等はライセンス商品でなくても特段の問題は無いと思いますが、コントローラーを含む電子機器はライセンス商品を使用するのが安心でしょう。

 

このコントローラーの特徴は背面ボタンです。

背面ボタンとはコントローラーの裏側にボタンがあり、既存のボタンを割り当てることでそのボタンの入力が可能になるものです。

どういうことかというと、例えば右の背面ボタンをBボタンに割り当てれば、右の背面ボタンを押すことでBボタンを押さずともBボタンの入力が出来るということです。

そんなことをして何の意味があるの??と思う方もいるでしょう。実は重要な意味があります。

例えばFortniteやApexのようなゲームでは、左スティックで移動、右スティックで視点を動かします。

そしてBボタンでジャンプをするのですが、ジャンプをして銃を撃ちたい場合、どうしても視点を動かすための右スティックから親指が離れてしまいます。

Bボタンを押してすぐに右スティックに指を移動させたとしても、ロスが発生しするため相手に照準が定まりにくいです。

それを解決するのが背面ボタンです。背面ボタンを押すことでBボタンが入力できますから、右スティックから指を離さずにジャンプして銃が撃てるわけです。

 

背面ボタンがついているコントローラーはたくさんありますが、このコントローラーは操作性も純正プロコンに劣りませんのでおすすめです。

ちなみにジャイロはついていますが、Amibo、振動には非対応です。

 

難点はピカピカ光ることでしょうか?ゲーミングデバイスらしく、それがカッコいい!という人にはむしろメリットなのでしょうが、おじさんには響きませんでした(笑)

ライトはOFFにしておくことができますが、充電中はOFFにしていても光るので夜寝るときに充電していると光っていて気が散ります・・・
そのために充電中はタオル等をコントローラーに被せています(笑)

あと、充電端子が純正プロコンはUSB Type-Cですが、このコントローラーはmicro USBである点(ケーブルはついてきます)と、
アメリカからの輸入品なので日本語の説明書がないことを記しておきます。
(背面ボタンの割り当て方法などはYouTubeで検索すれば誰かが教えてくれます)

 

価格は輸入品のため純正プロコンより高価ですが、先述の通りプロコンは安物買いの銭失いです。

FPSやTPS、モンハンをプレイする人なら純正プロコンよりおすすめです。

 

上記リンクのコントローラーは無線ですが、有線モデルの商品もあります。

ジャイロはついていないですが、無線モデルに比べて安価なので無線にこだわりがなければこちらもおすすめです。

無線モデルと違い、コントローラーにイヤホンジャックがついていますので、イヤホンを本体やテレビに挿さなくても良いのはプラスポイントです。

 

PDP Afterglow Deluxe+ audio Wired Controller for Nintendo Switch

 

③ホリ グリップコントローラー for Nintendo Switch

次はプロコンではありませんが、おすすめのコントローラーです。

こちらのグリップコントローラーは携帯モード専用のコントローラーで、TVモードには使えません。

携帯モードでのプレイは通常はJoy-Conを本体に装着してプレイすることになります。

Joy-Conは薄いので持ち運びには便利ですがゲーム操作時に持ちやすいとは言えないので、携帯モードでアクションゲームをするのは避ける方も多いのではないでしょうか?

せっかく携帯機としてもプレイできるのに、操作性で避けるゲームがあっては本末転倒です。

 

しかしこのグリップコントローラーは違います。握りやすく、非常に使いやすいです。

さらにPDP Afterglowと同様に背面ボタンも搭載しており、FPSやTPSでも活躍してくれます。

特にモンハンを携帯モードでプレイするときに重宝されているようです。
(モンハンデザインのグリップコントローラーも発売されています)

 

難点はジャイロが非搭載なのでスプラトゥーンなどジャイロ操作が必須のゲームには不向きということです。
(携帯モードでジャイロ必須のゲームをプレイすること自体不向きだとは思いますが・・・)

 

そしてデカいので普通のケースには入らないことです。

グリップコントローラー専用のケースがあるのですが(後述のケース紹介参照)、横幅がかなり大きくなっています。

旅先に持っていくには少し向かないかもしれませんね。

 

ジャイロを使わないかつ、携帯モードでよくプレイする人には非常におすすめです。

 

色やデザインは様々なバリエーションのものが販売されていますので、お好みのものを購入してはいかがでしょうか?

 

④ホリパッド(とにかく安く済ませたい人向け)

コントローラーは安物買いの銭失いだと言いましたが、そうは言ってもコントローラーに8,000円もかけられないよと思う方も多いでしょう。

子供のお小遣いで8,000円は手が出ませんからね。

でもコントローラーは欲しい!しかし操作性の悪いコントローラーは使いたくない!

そんな方にはHORI製のホリパッドがおすすめです。

 

まず、大前提として

1. 使いやすさは純正プロコン、PDP Afterglowが勝る

2. 究極の安さ追求なら無線は諦めよう

を念頭においてください。

 

お金をかけても操作性を重視するなら確実に純正プロコンかPDP Afterglowを買うべきです。

私は純正プロコンもホリパッドも両方持っていますが、やはり純正プロコンの方がホリパッドよりも使いやすいです。

これは個人差というより純正プロコンよりホリパッドが使いやすいという意見を目にしたことがありません。

じゃあホリパッドが使いにくいかといえばそうではなく、純正プロコンが優秀すぎるだけで操作に支障はありません。

ホリパッドはベストではないけど怪しいコントローラーを使うよりはベターな選択だと思います。

 

そして無線を諦めて有線コントローラーを選択することで値段はぐっと下がります。

これらを考慮してコントローラーをお選びください。

 

まず、純正プロコンと同じくジャイロ機能を搭載したホリパッドを紹介します。

振動とAmiboが搭載していない分、定価6,028円と純正プロコンよりも1,500円以上安いです。

Amazonなら4,800円くらいで買えることも多いようです。

下のリンクは黒ですがカラーバリエーションは豊富です。ホリパッドのいいところですね。

 

ホリ ワイヤレスホリパッド for Nintendo Switch

 

次に有線ホリパッドをご紹介します。

Amazonで価格の変動は大きいようですが、安ければ2,600円くらいで購入できます。かなり安いですね。

ジャイロは非搭載なので注意です。

無線と同様にカラーバリエーションが豊富です。

 

ホリ ホリパッド for Nintendo Switch

※私は有線ホリパッドは所有していませんが、おそらく無線モデルと同様の操作感だと考え、コスト面の優位性を加味しておすすめしています。

 

有線LANアダプター 買うべき度★★★★☆

Switchには有線LANポートがありません。
(10月発売の新型SwitchのドックにはLANポートがついています。最初からつけといてくれよ・・・)

なので、有線LAN接続をするにはアダプターの購入は必須となります。

 

このご時世に有線LAN??と考える方もいると思います。

確かにSwitchは無線LAN接続が出来ますので、普通に使用する場合は必要ありません。

必要なのはオンラインでマルチプレイをするときです。

有線LANの長所は通信の安定性です。

FortniteやApex、スマブラなどをプレイするときに、無線LANではたまに通信が一瞬途切れることがあるので、その際にラグが発生して負けるなんてこともあります。

有線ではそういった接続の途切れが解消されるでしょう。
(それでも途切れる場合は自宅の回線自体に問題があるでしょう)

 

特におすすめというのはないですが、無難なエレコムのリンクを載せておきます。

任天堂ライセンス商品(HORI)もあるのですが、このブログを書いた時点でなぜか4,000円と高額なものしかありませんでした。

 

エレコム 有線LANアダプター

 

 

小型ドック 買うべき度★★★☆☆

Nintendo Switchには本体を充電する&テレビ出力するためのドックが付属してあります。

ドックの機能には満足なのですが、サイズが大きいので持ち運ぶ際にかさばります。

旅行に行くときはもちろん(今は旅行に行けるご時世ではないですが)、
家の中でも部屋間を移動するときにわざわざデカいドックまで持っていくのがおっくうで、モニターがあるのに携帯モードでプレイしている人も少なくないのでは?と思います。

そこで活躍するのが小型ドック。ACアダプターのサイズに縮小された下記の商品がおすすめです。

 

GENKI GENKI Dock

このGENKI Dock、HDMI端子からテレビに接続し、USB Type-C端子からSwitchに接続すると、テレビにSwitchの画面が出力可能です。

USB Type-Aの端子もありますので、そこには有線コントローラーや有線LANアダプターなどを接続することもできます。

 

GENKI Dockのいいところは小型であることだけではありません。

Type-Cケーブルで出力できるのはSwitchだけではないことが注目点です。

ノートPCやタブレットスマホといったデバイスをテレビに出力できるわけです。
(※Type-Cの端子があることが前提。iPhoneは不可)

私はノートPCに接続してサブモニターとして使用することが非常に多いです。

そんなのHDMIケーブルに直接つなげば出力できるじゃないかと思うかもしれませんが、そうじゃないんです。

GENKI Dockは最大30WのPD 3.0充電が可能なので、Type-Cに挿しておくだけで充電用のケーブルが不要になるのです。

 

ちなみにGENKI Dockと形がそっくりな類似品で安い製品もいくつかあるのですが、あえて8,000円以上もするGENKI Dockをおすすめするのは充電が出来るからです。

なのでテレワークでこのGENKI Dockが大活躍しています。ノートPC用にコンセントを準備する必要が無く、そもそも会社から電源ケーブルを持って帰る必要が無いですからね。

さらにサブモニターとしてノートPCより大画面のテレビに出力し、もうどっちがサブモニターなのかわからないですね。

 

もちろん、Switchをテレビに出力して楽しむことも問題なく出来ます。

遅延も私は感じませんでした。

 

しかし、ひとつリスクを言っておきたいのは任天堂ライセンス商品ではないことです。

純正のドック以外を使用して故障した場合、補償期間内でも有償修理となることがあり得ます。

実際に海外では純正以外のドックを使用してSwitchが故障した例があるそうです。

ここまで聞くと純正以外のドックを使用するのは怖いと思うかもしれません。

ただ、それでもGENKI Dockをおすすめしたいのは、Genki Dockを開発したエンジニアが上記の故障要因をSwitchの充電チップが過負荷により破損していることだと突き止め、その対策をしている商品であるからです。

 

個人的にはSwitch以外にも使える商品なので最も活躍している周辺機器なのですが、響かない人には全く響きませんし、前述の通り任天堂ライセンス商品ではないので星3としました。

 

 

本体ケース 買うべき度★★★★★

本体のケースは買うべきだと思います。

外出時の持ち歩きはもちろん、普段の保管も純正ドックに挿し込まないのであればケースに入れておくのが良いでしょう。壊したくも汚したくもないですし。

おすすめなのがtomtocのケースです。

 

tomtoc Nintendo Switch専用キャリングケース

しっかりした作りで撥水性もあり信頼感のあるケースです。

さらにジッパーもしっかりしているので開閉がしやすく、ちょっとやそっとでは壊れないのも高ポイントです。

 

一番いいところはプロコンが収納出来るほどスペースがあるので、これにHDMIケーブル、Type-Cケーブルと前述のGENKI Dockを入れると、このケースだけで外出先でSwitchをテレビで遊べます。

さらにケースを開けるとスタンドになっていますので、テーブルモードでも快適に遊べるという欲張りな機能が詰まったケースです。

もちろんゲームカードも24枚まで入れることが出来ますので、たくさんゲームを購入している人でもなかなか溢れることはないでしょう。

 

しかし、当たり前ですが純正のJoy-Conを装着した状態で収納する前提の設計ですので、
前述のコントローラーでおすすめしたグリップコントローラーを装着すると収納できません。

グリップコントローラー装着してを持ち歩きたい!という方にはtomtocからグリップコントローラー専用のケースが発売されていますので、こちらもおすすめです。

ただし、先に紹介したケースと違い、本体とゲームカードしか収納できませんのでその点は注意です。

 

tomtoc ホリ グリップコントローラー専用ハードケース

 

スタンド 買うべき度★★★☆☆

テーブルモードでプレイするとき、Switch本体のスタンドは細くて薄くて頼りないですし、角度調整もできません。

(10月発売の新型Switchでは改善されています。最初からあの仕様にして欲しかったなあ・・・)

 

テーブルモードなんてやらない!という人は買う必要ありませんが、そうでない人はスタンドを買った方がいいでしょう。

おすすめは任天堂純正品です。

 

任天堂 Nintendo Switch充電スタンド

これの良いところは充電ができるところと、フリーストップなので角度調整が細かくできるところ、そして非常に小さいところです。

小さいと何が良いか?ケースに入りやすいです。

純正品なので充電時の故障も考えにくいですし、充電のしやすさも考えるとこれの一択かなと思います。

 

モバイルモニター 買うべき度★★★☆☆

これはSwitchの周辺機器と言っていいのかわかりませんが、Switchと相性抜群のモバイルモニターがあるのでご紹介します。

モバイルモニターはどういう人におすすめかと言いますと、家でテレビが自由に使えるとは限らない人には超おすすめです。

家族がテレビを見ているから携帯モードでプレイをするとか、自分の部屋で邪魔されずにプレーしたいとか、そんな悲しい体験をされている方はモバイルモニターを買うべきです。

もちろん、SwitchだけでなくPCのサブモニターとしても使えますから(むしろそっちがメインの商品)、仕事でも活躍してくれるでしょう。

 

EVICIV 15.6インチモバイルモニター

 

このモバイルモニターとSwitch本体をType-Cケーブルで繋ぐだけで、Switchをモニターで遊ぶことが出来ます。ドックを介さなくても出力できちゃいます。

このモニターに限った機能ではありませんが、ドックが不要というのは案外少ないようです。

さらにスピーカーも内蔵していますので、別途スピーカーを用意する必要もありません。
(安くてSwitchのドック不要で出力可能なモニターも、スピーカーが無いこともあります)

リフレッシュレートは60Hz、応答速度は5msなのでSwitchで遊ぶには十分なスペックがあります。

重さも約900gと軽いですので、持ち運びにも便利です。

こういったモニターは他にもたくさんあると思いますが、サイズと価格とスペックを考慮するとこのモニターがちょうどいいのかなと思います。

PS5でも使いたい方は、4K対応とか、リフレッシュレートが120Hzとか、値は張りますがさらに高スペックのモニターを買うべきだと思います。

(PS5で使うなら”モバイルモニター”である必要はあまりなさそうですが・・・)

 

私は出張の際に持っていくことが多いです。

昼間は仕事でノートPCのサブモニターとして活躍し、夜は宿でSwitchを楽しんでいます。

テレワークでは前述のGENKI Dockを介してテレビに接続していますので、サブモニターとしての出番はありませんが、
ご家庭によってはテレワークでもモバイルモニターがPCのサブモニターとして活躍する方もいるでしょう。

 

今のご時世では難しいですが、コロナ問題が終息した後に、ご家族やご友人との旅行の際にこれとSwitchを持っていくと宿で活躍しそうです。

昼間は観光を楽しんで、夜はみんなでスマブラマリオカートなどで盛り上がるなんて夢のような時間ですよ。
(宿のテレビに接続するなら前述のGENKI DockでもOKです。ただしテレビが古すぎてHDMI端子が無いなんてことも・・・)

 

モバイルモニターは仕事でPCを使い、余暇はSwitchゲーマーになる方には全員におすすめしたいですが、
響かない人には全く響かないので星3としました。

モバイルモニターが真価を発揮するのはコロナ問題の終息後でしょう。

 

おまけ 気になる周辺機器

買ってはいないけど便利そう、使いやすそうなど気になる周辺機器を挙げておきます。

 

PDP Faceoff Wireless Deluxe Controller Switch

Afterglowと同じPDP社のコントローラーなのですが、私が購入したときはまだFaceoffのワイヤレスモデルが無かったんですよね。有線はありましたが。

Afterglowとの違いは

・高さの違うスティックを付け替えできる

・表面のカバーが外せて着せ替えが出来る

・光らない!

です。

カバーの着せ替え機能はどうでもいいですが(掃除はしやすい?)、スティックの付け替えや光らないことは魅力的です。

Amazonの価格変動を見るとちょっと前に5,000円以下で売っていたようで・・・

知っていたら買っていました。

現在は9,000円以上するのでお試しだけではさすがに買えないです。

Afterglowが壊れたらこっちを買ってみようと思います。

 

②Gulikit Bluetoothアダプター Route Air Pro

SwitchはコントローラーはBluetoothで接続出来るのですが、音声機、つまりイヤホン、ヘッドホン、スピーカーをBluetoothで接続出来ません。

なのでワイヤレスイヤホンなどをSwitchで使用するにはアダプターを購入する必要があります。

いろいろなメーカーの商品があるようですが、リンクの商品は3,000円程度で低遅延(aptX LL)に対応しているようで、さらにマイクもSwitch本体のイヤホンジャックに挿し込めばボイスチャットも可能なようです。

 

私が購入していないのはあまりワイヤレスイヤホンをしてSwitchをプレイしたいタイミングがないことと、
aptX LLに対応した低遅延のワイヤレスイヤホンを持っていないからです。

もし今後長距離の電車や飛行機の移動が多くなったり、ワイヤレスイヤホンを買い換えたら、Bluetoothアダプターを購入するかもしれません。

 

スーパーファミコンコントローラー

加入者限定特典 スーパーファミコン コントローラー|Nintendo Switch Online|Nintendo Switch|任天堂

これずっと気になっているんですよね。

私はNintendo Switch Onlineに加入しており、スーパーファミコンのゲームで遊ぶことも多いので
本家のコントローラーで遊びたいなあとずっと思っていました。

スーパーファミコンのゲームにはスーパーファミコンのコントローラーを使うのがベストなのは間違いないですからね。

使ってみたい、欲しい気持ちはあるですが、プロコンでもプレイできると言えば出来るのでいらないっちゃいらないです(笑)

今後のソフトラインナップ次第では購入するかもしれません。

 

ちなみにNintendo Switch Onlineの加入者のみ購入することが出来ます。

あと、ファミコンのコントローラーも販売されています。

 

任天堂 Joy-Con充電グリップ

これは欲しいというより最初からこっちを本体のセットに入れておけよという話。

本体付属のJoy-Conのグリップには充電機能が無いため、遊び終わった後にJoy-ConをSwitch本体に挿し込まないと充電が出来ないんですよね。

このグリップはグリップを介して充電ができるので、いちいち本体に挿し込む必要が無くなります。

私はプロコン派なので困ってませんが、プロコンを買えない人はJoy-Conグリップで遊んでいるはずです。

そういう人にはこれがあればよかったなと思うはずです。

値段も充電機能のないグリップとは500円くらいしか変わらないですし。

その500円値上げしてでもSwitch本体のセットにこっちを入れるべきですね。

 

 

結論:Switchは安くて高い

Switchの本体価格は32,978円です。個人的には機能やゲームの面白さに対して十分なコストパフォーマンスだと思っています。むしろ安いくらいです。

ただ、必須の周辺機器が多いんですよね。

GENKI DockやモバイルモニターはSwitch以外でも使用しているのでカウントしなくていいですが、
SDカードやプロコン、カバーやら保護フィルムやらケースやらいろいろ買ってしまうと本体以外にプラス10,000円は最低でも必要でしょう。

PS5のデジタルエディション版が43,978円ですので、PS5と変わらないくらいの出費が必要だと思います。

PS5は周辺機器はあくまで周辺機器で、一人で遊ぶ分ならゲームソフト以外の追加出費はほぼ不要ですからね。

 

しかしビジネスとしては正しいと思うんですよね。

スマホが普及してケースやフィルムやモバイルバッテリーやスタンドなどの周辺機器の市場が急拡大したように、
Switchの登場によって任天堂やゲームソフトメーカーだけでなく周辺機器だけで大きな市場を形成していると思います。

Switchが広く普及することで周辺機器の市場も大きくなるなら、将来の任天堂の新ハードにも便利な周辺機器が登場するはずですので、
任天堂にとってもユーザーにとっても利益になるはずです。

なので私は便利なデバイス、面白いデバイスを補完する周辺機器は積極的に買います。

 

ただし、上記は任天堂以外のサードパーティーの話。

前述の有線LANポートやJoy-Con充電グリップを本体に付属していないのはユーザーへの不親切だと思います。

次世代ハードでは改善いただきたい点です。

 

そんな安くて高いSwitchですが、このブログ記事を参考に少しでも快適なゲームライフを送っていただければ幸いです。

瀧澤謙太 vs. 元谷友貴 試合展望

応援している瀧澤謙太選手の試合、すなわちバンタム級トーナメント2回戦の組み合わせが決まっています。

相手は元谷友貴選手でした。

これはなかなか2つの理由で嫌な組み合わせだと思いました。

 

・どちらも好きな選手

1つは完全に個人的な理由ですが、元谷選手が好きだからです。

元谷選手はDREAMや戦極といった日本の大手プロモーションが無くなり、RIZINが旗揚げされるまでの日本MMA氷河期の時期にDEEPで活躍した選手です。

特に現在ONEで活躍している和田竜光選手との2度にわたる激闘を今もよく覚えています。(1戦目は会場で見ていました)

今でこそ修斗パンクラス、DEEPを筆頭にいわゆるローカルに参戦している選手は、そこで活躍すれば高い確率でRIZINに参戦して注目を浴びやすいです。

しかし、RIZINができるまでは修斗パンクラスやDEEPでチャンピオンになっても、その上のUFCに参戦できるかどうかすらわからない状況でした。

そんなモチベーションの上がりにくい当時の状況で、日本のMMAを支えていた選手がいたからこそ今のRIZINの盛り上がりもあると思っています。

元谷選手も日本のMMAを支えた一人で、非常に好きな選手です。

そんな元谷選手と応援している瀧澤選手との試合は複雑です。

 

・あまり相性は良くない

2つ目は瀧澤選手にとって、相性はあまり良くないなと感じているからです。

バンタム級トーナメントに残っている8人の実力は、全員それほど大きく変わらないと思っています。

誰が優勝してもそんなに驚く話ではないです。

しかし、相性はあります。

瀧澤選手にとっては優勝候補とされている朝倉海選手や井上直樹よりも厳しい相手なのではないかと思います。

 

元谷選手はいわゆるオールラウンダーです。

少し古い言い方をすれば、打・投・極のすべてがハイレベルです。

トーナメント出場選手は敗退した選手を含めて、いずれかに得意分野が振れていることが多いです。

瀧澤選手で言えば打が優れていますが、極に関してはプロではまだ経験がありませんし(一本勝ちがない)、

投は私の知る限りは昨年大晦日の佐々木戦の1Rで見せただけで、他にテイクダウンを試みた機会は無かったのではないでしょうか?

 

元谷選手は前述の通りすべてが優れています。

こういったオールラウンダータイプは元谷選手の他に扇久保選手と、元谷選手が1回戦で下した岡田選手くらいではないでしょうか?

 

その1回戦の岡田遼戦では、関係者の中では岡田選手の実力が高く評価されていたために、事前には岡田勝利予想も数多くありました。

しかし、蓋を開けてみれば圧勝とは言わないまでも、総合力で上回り判定3-0のユナニマスデシジョンで勝利しています。

元谷選手の実力の高さを知らしめた試合でした。

 

打ち合いでも滅多に負けませんし(近年では堀口戦くらい?)、フィジカルが強いためテイクダウン能力も高く、さらに一本勝ちも多いです。

スタンドの打撃の攻防で徐々に消耗させていき、機をうかがって組みに行くのが元谷選手の勝ち方です。

 

じゃあ隙がないのかといえばそんなことはありません。

非常に技術が高く、また強さも持ったファイターだと思うのですが、負けもそれなりにあります。

以下Wikipediaより戦績(※RIZIN参戦以降)を引用します。

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元谷友貴 - Wikipedia

 RIZIN参戦以降、元谷選手は5敗しています。

堀口恭司選手との試合は例外として、4敗は一本負け2つとスプリット判定負け2つとなっています。

スプリット判定ということはどちらが勝っていたかわからないくらいの接戦ですので、負けパターンの参考にはなりません。

残る2敗の一本負けが元谷選手の明らかな負けパターンです。

フィジカルやグラウンド技術に自信があるために、組みに付き合ったときに相手に上回れると一本負けしてしまうというのが敗戦の原因でしょう。

 

しかし、瀧澤選手は一本勝ちを積極的に狙うファイターではありません。

フィジカルやグラウンド技術に関しても瀧澤選手は急成長しているように見受けられますが、

さすがに元谷選手と互角くらいまでだと思います。

(意外性で一発狙うのはありかもしれません。ただし狙えるのは一度きり。)

 

また、元谷選手はリーチの長い選手との対戦経験も豊富で、特に苦手ともしていません。

瀧澤選手との試合も距離設定に戸惑うことなくプレッシャーをかけてくるでしょう。

 

なので瀧澤選手にとってはあまり相性は良くないなと思っています。

当然瀧澤選手を応援しますが、いちMMAファンとして勝敗予想をするならば、瀧澤選手が勝つだろうと堂々とは言えないのが本音です。

一本負けはしないと思っていますが、ジリ貧で判定負けをしてしまう可能性が瀧澤選手が勝つ可能性より大きいのかなと感じています。

 

瀧澤選手にも勝つ要素はもちろんある

そうは書きましたが、瀧澤選手が勝つ可能性も十分あります。

過去の元谷選手の試合から、勝つための手がかりを探してみます。

私が参考にしたのは

①元谷選手が勝利した魚井フルスイング戦

②トーナメント1回戦の岡田遼戦

の2試合です。

 

まず、瀧澤選手はKOにつなげる打撃を持っています。

そして、トータルジャッジのRIZINではダウンは判定で非常に評価されますので、KOに至らなかったとしても大きな要素です。

 

元谷選手は打撃を恐れて距離を取ってくるタイプではありません。それは①の魚井戦で如実に表れています。

一発でも当たれば倒れる強打を持つ魚井フルスイング選手が相手でも、距離を詰めていったのはむしろ元谷選手です。

そしてあまりステップは刻んでいませんでした。

 

もし魚井戦のように距離を取ることなく常に詰めてくるのであれば、ダウンを奪うチャンスは増えます。

瀧澤選手にとって元谷選手は相性が良くないと書きましたが、
本当に相性が悪いのはとにかくアウトボクシングに徹し、一切打撃を狙わせてくれないような相手です。

元谷選手は前に出てプレッシャーをかけてきますので、カウンターを狙うチャンス出てくるかもしれません。

しかし、当然のことながら元谷選手の左右のフックを貰うリスクと表裏一体です。

組みに捕まってテイクダウンされるのも避けたいです。

なので魚井戦のような戦略で来るなら、1,2Rはステップワークで元谷選手の突進をかわしつつ、かわし際にパンチを入れていくような試合展開になり、3R勝負になるでしょう。

 

そして②の岡田戦。これまでの元谷選手の試合よりもステップを刻んでいました。

プレッシャーをかけていくスタイルは変わりませんが、岡田選手が打撃を繰り出そうとすると撤退します。

撤退するからと突っ込んでいくとカウンターも狙っていますし、何より瀧澤選手相手なら組みついてくるでしょう。

 

1回戦で岡田選手は打ち合いで劣勢になってしまい判定負けしてしまったのですが、その中でも最も有効な攻撃はローキックに見えました。

元谷選手は相手がローを繰り出すタイミングで前に出てローをカットすることもありましたが、ローをもらう場面もあり、試合後には脚が赤くなっていました。

また、ローキックをキャッチしてテイクダウンを狙う場面は見受けられなかったので、少なくとも瀧澤選手の過去3戦よりもローを蹴りやすいシチュエーションだと思います。

(そのかわり、元谷選手もローキックをたくさん出してきます)

ゲームのように簡単にいかないのは承知ですが、ローキックで崩すプランもあるのかなと考えて注目しています。

 

まとめると

・ステップを刻まずに距離を詰めてくるなら1,2Rは我慢して3R勝負。

・ステップを刻んでくるならポイントはローキック。

かなと見ています。

 

※あくまで素人の戯言です。これが必ず正しいなんて思っていません。
 どんな結論であれプロの意見が正しいです。

 

 

まあとにかく応援です

ここまで苦戦を予想する展望を書いてきましたが、観るときは純粋に瀧澤選手を応援です。

おそらく勝敗予想も元谷選手勝利が大半を占めると思います。私もそれは納得です。

 

しかし、過去に瀧澤選手は下馬評を覆したことがあります。

パンクラスでのサノデキス戦や北田戦が該当すると思います。

 

下馬評が覆った方がトーナメントも盛り上がります。

前回の試合で批判していた連中も、手のひらを返してきます。

その方が面白いですよね?

 

瀧澤選手が勝利した際にはこんな展望を書いて申し訳ございませんでしたと謝罪し、

彼の17ライブで勝利ボーナスを献上します。。

 

どうか謝罪させてください!

謝罪するのを楽しみにしています!

 

瀧澤謙太 vs. 今成正和 感想

応援している瀧澤謙太選手の試合がありましたので、その感想を述べます。

 

【 判定は妥当だが運も良かった】

試合映像はこちら


www.youtube.com

序盤から両者とも手数が少ない展開。イマナリロールに入られないよう、瀧澤選手は常にサークリングをし続けます。

それでも単発で入れるパンチは顔面にしっかりとヒットしていました。

しかし今成選手はグラウンドに誘い込もうとパンチをもらうとすぐに倒れこんでしまうので、連打は入りません。

結論を言うと、3Rに一度だけ今成選手が足を捕らえてグラウンドに引きずり込もうとした場面以外は、瀧澤選手がサークリングしながら単発でパンチを入れていく展開で15分が終わりました。

 判定は3-0で瀧澤選手の勝利です。

 

解説の高坂剛氏は今成選手の勝ちと考えていたようで、「判定基準を知りたい」と話していたり、会場では今成選手の勝利と感じた人のブーイングがあったようです。

しかし、 私は瀧澤選手の判定勝ちは妥当だと感じました。

なぜなら今成選手側に強調できる点がほとんどないからです。

RIZINの判定基準(優先順位)は下記のように定められています。

  1. 相手に与えたダメージ
  2. アグレッシブネス
  3. ジェネラルシップ(試合ペースやポジションの支配)

相手に与えたダメージが第一優先なので、打撃を当てている瀧澤選手の勝利は明白です。

唯一今成選手がダメージを与える可能性のあった足関は入りが浅く、関節技には移行できていません。

それなのに今成選手の勝ちと考えるのはどういう思考なのか疑問です。

 

ただし、これは運が良かったです。

お互い手数が少なかったので1Rでは口頭注意、2Rには次は減点する旨を告げられる注意がありました。

これは作戦としては有効で、減点するまでは無駄に手を出さずに今成選手のチャンスの機会を少なくするのが狙いでしょう。

しかし、「次は減点する」と言われても手数はあまり増えませんでした。

ここで減点されていたら判定の行方はわからなくなります。

RIZINはトータルジャッジなので減点と言われてもどれくらい不利なのかよくわからないからです。

もちろん減点されていたとしても勝利していたかもしれません。

しかし減点を取られなかった場合は勝利が明白なので、運がよかったと感じた次第です。

 

また、イマナリロールに捕まった場面で、ロープ掴みの反則ではないかと指摘がありました。

これはロープに触れた、寄りかかったタイミングはありましたが、ロープを明確に掴んではいないように見え、さらに体勢を崩されてロープに腕が触れるたびに回避するように努力していたと思います。

それでも反則を取られるときは取られるのかもしれませんが、これで反則を取られてしまったら気の毒だなと感じる場面でした。

そもそもあの足関から逃げようとすると不可抗力でロープに触れるタイミングはどうしてもあるだろう、そろそろRIZINはロープ掴みやリング外退避の反則の責任を選手にだけ押し付けるなよと思っていました。

と書く前に関根シュレック秀樹選手がTwitterで同じことを記していました。

 

なのでロープ掴みに関しては批判はあるみたいですがお門違いだと思います。

 

 

【瀧澤選手だけが逃げているわけではないだろう】

試合後、瀧澤選手が逃げ回っているだけという趣旨の批判が殺到しました。

確かに今までの試合より手数は少なかったですし、寝技には付き合わずにいました。

相手の土俵で戦わないことを「逃げている」と表現されたらそこまでです。

しかし3Rの残り1分くらいは目に見えて下がっていましたから、そこは逃げなのかもしれません。

 

ただ、瀧澤選手だけを逃げていると批判するのは不公平な話です。

今成選手は瀧澤選手の打撃をもらったらその勢いで尻餅をついて寝技に誘い込んでいました。

これは逃げではないの??と感じます。

パンチを貰ったらすぐに尻餅をついていわゆる”猪木アリ状態”になるのは打撃から逃げてますよね??

瀧澤選手が寝技に付き合わないのと何が違うのでしょうか?

 

別に私は逃げが悪いとは思いません。

ただ、逃げを批判するマインドならどちらも批判しないと不公平なだけです。

要は今成選手をひいきしているだけです。

 

先ほどの判定基準の話で言えば、尻餅を全てフラッシュダウンと考えれば瀧澤選手の大圧勝ですよ。

実際に多少はきいていたパンチもあったでしょう。

他の選手の試合ではフラッシュダウンでもダウンを取った選手には効果的な打撃として判定が有利になっているはずです。

今成選手にだけダウンが適用されないのはおかしいですから、あの誘い込み方は判定では勝てなくなるリスクのあるやり方なのです。

 

 

【試合を見て感じたこと】

ここまでが試合内容の振り返りですが、感じたことが3つありました。

 

1つ目は瀧澤選手らしくなかったなということです。これは批判ではないです。

瀧澤選手は「リスクを背負わないと成功は掴めない」とよく口にしています。

今回はリスクを取らない方法を選択したように感じます。

この試合はバンタム級トーナメントの1回戦です。負ければ次はありません。

さらに瀧澤選手はRIZIN2連敗中の身なので、負ければ3連敗となり余計にRIZINでのポジションは無くなるところでした。

何が何でも勝たなければいけない試合だったということです。

毎回最高の試合を見せる選手なんてまずいません。

毎回KO勝ちかKO負けという選手はいますが、毎回KO勝ちする選手は現代では存在し得ないと言ってもいいでしょう。

絶対的な王者のジョン・ジョーンズイスラエル・アデサニヤでも安全運転の判定勝ちはあります。

そういう試合が出来るのも能力の一つです。

ただ、意外だったなという話です。

 

2つ目はファンが増える試合ではなく、むしろ減るかもしれないなと感じました。

私は長年MMAを見続けてきましたので熱戦でなくても楽しめますが、そんなのは少数派で、熱戦でないと楽しめない人のほうが圧倒的に多いです。

先述の逃げ回っている批判も論理的には反論できますが、感情は時には理屈じゃないですからね。

気に入らないと思ったら気に入らないのです。

(だからといってクソリプしたり、YouTubeのコメントで罵詈雑言を書き込むのは許されませんが)

瀧澤選手は勝利と2回戦の切符を手にしましたが、失ったものもあったのかもしれません。

もちろん勝利が最優先のシチュエーションでしたが・・・

 

 

【あれだけは言ってはいけなかった】

ここまでは批判ではないですが、感じたことの3つ目で1つだけ苦言を呈させていただきます。

試合が終わった後のマイクおよびTwitterで下記のような発言をしています。

 勝ちに徹する戦いをしたというシンプルな話なのですが、「勝つために面白くない試合をした」とも取られかねません。

 

時は遡り2017年9月23日、私はさいたまスーパーアリーナにいました。

この日はUFCの日本大会が開催されていました。

問題の試合は中村K太郎 vs. アレックス・モロノ。

この試合は到底プロとは思えない、信じられないほど手数が少なかったです。

お互いに見合いに見合いまくり、ラウンドの終盤に少し攻撃する。

この展開が3Rすべて続いて終わりました。

今回の瀧澤選手の半分以下の手数で、ダメージを与えるような打撃は3R通してゼロでした。

MMAを今まで見てきた中でナンバーワンと言っていいほどの凡戦でした。

 

判定は2-1で中村K太郎が勝ちましたが、日本大会で日本人が勝ったのに日本人の観客にブーイングされていました。

このブーイングは「モロノの勝ちだろ!」ではなく、「こんなしょっぱい試合見せやがって!」というものでした。

まあコンディションが悪かったとかなら仕方ないです。

しかし、試合後の囲み取材で中村K太郎が放った言葉は

「久しぶりの試合で落ち着きすぎた。これで連敗もないから次はアグレッシブにいく。」

でした。

は??日本大会だよ???

日本人がたくさん応援しに来てるんだよ???

何が落ち着きすぎただよ、アグレッシブにいけるなら最初からやれよ!

って思いましたね。

 

あなたは生涯の数十試合の中の1試合に過ぎないかもしれません。

しかし次とか言われても、観客には次は無いんです。

UFCの日本大会なんて多くても年1回です。さらにこの2017年の大会を最後にUFCは日本大会を開催していないです。

チケットも非常に高価です(当時のUFCのチケットと今のRIZINのチケットの価格は同じくらい)。

 

そんなシチュエーションでもあんなクソつまらない試合が出来るK太郎はある意味強心臓なのかもしれません。

しかし、これ以降K太郎は嫌いになり、K太郎が映ると見ないくらい嫌悪しています。

 

瀧澤選手の試合は当時のK太郎の試合のような酷い試合とは個人的には思いませんが、高いチケットを買って見ていたお客さんの中には、酷い試合と思った人はいたかもしれません。

瀧澤選手の試合後のマイクは、そういう人の神経を逆なでするようなものになりかねないと感じました。

 

瀧澤選手は誠実なので単純にKO勝ちを見せれなかったことを詫びたかっただけかもしれません。

しかし、「勝ちに徹した」と言われると、あえて面白くない試合をしたんだな、お客さんのこと何にも考えてねえのかよ、と捉える人もいると思います。

実際、そう思った人がクソリプを飛ばしてきているのでしょう。

 

うかつな発言だったと言わざるを得ません。

 

 

【何はともあれ1回戦突破おめでとうございます。】

まあいろいろ書きましたが、1回戦突破できたことはホッとしました。

おめでとうございます。

 

今回は相性の問題もありましたし、ストライカーと今成選手が対戦するとああなりがちなので、貧乏くじを引いたかなと思うしかないでしょう。

 

MMAファンは次も一応見てくれるはずなので、取り返すなら2回戦しかないでしょう。

対戦相手はまだわかりませんが、期待しています。