RM_horseの競馬コラム

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瀧澤謙太 RIZIN2連敗

 

応援している瀧澤選手のRIZIN3戦目は

佐々木憂流迦選手に判定負けでした。

 

これでRIZIN2連敗となりました。

 

この試合をすることは反対でした。

理由は試合前に詳しく書いています。

瀧澤謙太選手の大晦日参戦を素直に応援出来ない理由 - RM_horse別館コラム

 

試合前には前回のノックダウンの影響を指摘させていただきました。

今回は幸いにもノックダウンはありませんでしたが、

やはりコンディションはよくなかったように見えました。

本人もかなり後悔に残る一戦だったのではないでしょうか。

 

 

試合内容

試合を振り返ります。

 

1R、最初のテイクダウンを奪ったのはなんと瀧澤選手。

四つの組で豪快に投げてテイクダウンに成功します。

しかし立ち上がるタイミングで足を取られて上を取られます。

ここは佐々木選手が上手かったです。

瀧澤選手は下から押し返して立ちます。

この時には佐々木選手のパワーはそこまで大したことがないかな、

この調子でテイクダウンされたとしても引き剥がして勝てるかなと思っていました。

しかしもう一度タックルに入られてテイクダウンを取られると、

なかなか立つことができずにパウンドも打たれて1Rが終了しました。

 

2Rの開始直後に既に瀧澤選手は疲れているのがわかりました。

打撃を出しますが、あまり踏ん張りが効いていないのがわかりました。

これでは相手に効かせる打撃にはなりにくいです。

タックルは一度は切れたものの、二度目は倒されてしまい、

なかなか立つことができず2Rはそのまま終了。

3RでKO、一本が必要になるくらい差をつけられてしまいました。

 

3Rは少し体力が回復し、ローも有効でしたが

シングルレッグからのダブルレッグでテイクダウンをされてしまいます。

瀧澤選手は一発逆転をかけたニンジャチョークを仕掛け、

かなりタイトに入るも外されてしまいました。

これも疲れがなければというところでしょうか。

既に立ち上がるだけの体力は残っておらず、上を取られたままタイムアップ。

 

判定はニアフィニッシュはあったものの、

総合的に圧倒していた佐々木選手が3−0で制しました。

 

 

非常に悔しい敗戦

過去2戦より明らかにスタミナの消耗が早かったです。

1Rでスクランブルの攻防が続いたのはありますが、

2R開始直後に疲れを隠せない状態になっているのは

連戦による慢性的な疲労が抜けていない状態で試合に臨んでいたため、

コンディションが万全ではなかったためでしょう。

 

本人は連戦の影響を全く口にしていませんが、

(スタイルチェンジするまでの時間はなかったとは話していましたが)

4ヶ月で3試合は無謀だったのだと感じます。

敗因はそれに尽きると思います。

 

前回の扇久保戦の敗戦は悔いが残るとは思いませんでした。

やるだけやってまだ及ばなかったと割り切れる内容でした。

 

しかし、今回はコンディションが良ければどうだったか?

と思わせる内容でした。

佐々木選手も後半は疲れていたので、万全であれば

例えば金太郎戦のように3Rの逆転もあり得たなあと感じました。

 

とはいえコンディションを整えるのも試合に入っています。

なのでそういう思いをしないためにも、

試合のオファーを受ける受けないは大事なのです。

瀧澤選手の最大の弱点はオファーされた試合を

怪我以外では絶対に断らないことだと思っています。

まず、この弱点を解消していただきたい。

9月からの3連戦で勝てるほど、

佐々木憂流迦選手は甘い相手ではなかったです。

 

次はお互い良いコンディションでもう一度

試合後にそんなことにはならないからこそ、

少なくとも連戦によるコンディション不良はやめましょう。

 

 

瀧澤選手に必要なのは時間

折角の試合のオファーを断れば、他の誰かが代わりに試合をして

競争に置いていかれるかもしれない。

その気持ちは理解します。

MMAを20年見てきて、今あの選手が出ていればなあ・・

なんて場面は何十と見てきました。

 

ですが、瀧澤選手に必要なのは時間をかけることなのです。

▪️連戦のダメージ、疲労を抜く時間

▪️自らを分析し、ファイトスタイルを変貌するための時間

▪️一度外から格闘技を見る時間

これらの時間が必要で、最低でも6ヶ月はかかるのではないでしょうか?

それ以上時間をかけてもいいと思っています。

 

なので例えばRIZINが3月からバンタム級のトーナメントを

やりますとなったとしても、じっと我慢することも必要だと思います。

今回の佐々木憂流迦戦はあまりにも焦りすぎでした。

 

今の瀧澤選手のMMAファンの評価は

「面白い試合をするけどトップ層には届かない」

で定着しています。

 

誰もキツい3連戦をしたことなんて評価してくれないのです。

試合をして負けた事実しか見ないのです。

それが当然なのです。みんなレコードの勝率しか見ません。

 

だから今は時間が必要です。

何ヶ月経ってもいいのでまた進化した姿を見たいです。

その時はまた応援させてください。